327295 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

はっぱーずな日々

はっぱーずな日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

プロフィール

ミントン1209

ミントン1209

日記/記事の投稿

2011.12.19
XML
カテゴリ:ダンナのいない日

土曜日の

日本FP協会近畿支部主催

浜矩子さんの講演について

紹介しますね。

 

※自分のための覚書なので

 長文、ご容赦ください。

 

おなじみの紫の髪に

真っ赤なニットのロングジャケット、

革のパンツといういでたちで

登壇。

 

 

 

講演タイトルは---

 

「これからどうなる、

グローバル経済と日本」

~次に来るものは何か~

 

   大学院の教授だからか

   最初に話全体を表すタイトルと

   3つの小見出しを打ち出して

   メモしやすい構成でした。

 

   2011年は

   2012年以降に起こる事柄の

   予告編の年だったという前置きで、

   「これから話すことは

   怖がりの人には次第に

   怖くおぞましくなります」

   などと風貌と相まって

   何ともいえず

   夢も希望もなさそうな感じでしたが、

   「ハッピーエンドに導くためには

   どうするかを皆さんと

   考えていきたいと思います」

   と光射す言葉からスタート。

 

本編のタイトル

「地球はひとつ、されど、国々は多数」

 

3つの小見出し

1)財政恐慌

2)どんぐり戦争

3)1ドル=50円時代

 

うち1)と2)は恐れるべきこと

3)は恐れるに足らないこと

 

 

まず1)から。

政策・財政というのは

本来

民間経済が窮地に陥ったときに

救ってくれるレスキュー隊のはずですが、

現況は国家と国民の契約違反であり、

逆にレスキューを必要としているていたらく。

 

「ヒト・モノ・カネは国境を越える。

されど、国は国境を越えることはできない」

 

国々の財政も

ギリシャだけではなく

ヨーロッパもアメリカもひどい状況。

最悪なのは

わが日本で、

国及び地方の債務残高はGDPの2倍超。

 

国債を保有しているのは

日本人だから

ギリシャと同じことにはならない

などというエコノミストもいるが、

借金男の物の言い草がけしからん!

それは日本人といっても

機関投資家だから

格付けの低い国債を

ずっと保有しているわけがない。

 

そして

金融機関が窮地に陥り

財政が悪化するという

"恐慌の無限の振り子"となる可能性がある。

かつてそれは

経済活動の自浄作用とか

均衡化作用であったのだが・・・

 

 

2)の"どんぐり"は

どじょう内閣に絡めたわけではなく、

グローバル時代というのは

突出した国無き

どんぐりたちの背比べということ。

 

これは歴史上稀なことで、

   浜さんといえば

   歴史的背景を絡めることが

   特徴らしいのですが、

   ここで登場。

古くはパクス・ロマーナ

(ラテン語:Pax Romana)、

"ローマ帝国の繁栄が平和をもたらす"

と呼ばれていた時代があった。

派生語で

18世紀頃の

パクス・ブリタニカ(大英帝国)、

戦後の

パクス・アメリカーナ(アメリカ合衆国)、

と呼ばれる

強大な一国の覇権による平和の時代があった。

 

今は

パクス・チャイナ(中国)か?

違う。それは何故か?

パクスと呼ばれた国は

世界の工場といわれ、

いずれも自国の企業であった。

それに対し現在は

世界が中国を工場にしているのであって、

中国も世界に支えられているに

すぎないから。

 

2)の怖いところは

大同小異のつぶし合い。

 

TPPが意味するものは

すなわち

どんぐり大戦争の予兆。

 

例外なき貿易自由化のように

いわれているが、

看板に偽りあり。

 

その実は

貿易不自由化あるいは囲い込み化。

WTOの提唱してきた

自由貿易協定

”自由・無差別・互恵”から

貿易転換効果となる、

いうなれば

地域限定排他貿易協定。

 

 

3)は

1994,5年頃から

提唱していたこと。   

 

ロンドン駐在中、

当時の1ドル=100円から

向かうのは50円か150円か

問われた時考えたことで、

要因は2つ、

バランスと歴史。

 

バランス要因とは---

ドルの価値が過大評価されすぎて、

メタボキリギリス=赤字のアメリカ

を支えるために

アリさん軍団=日本等黒字国

が貢ぎすぎたこと。

是正すべき。

 

歴史的要因とは---

通貨の王様(国際的基軸通貨)

であったドルは、

ニクソンショック

(ドルの金交換停止)が起きた

1971年8月15日をもって

終焉している。

 

現在の状態を例えるなら、

バスタブのお湯を抜く時

ゆっくり抜けていき

最後にしゅるんと抜ける

その直前。

 

1ドル=50円になることを

壊滅的打撃要因といっている人は

明日の朝

為替関係だけが変わるという発想であって、

実際は一定の時間をかけ

ソフトランディングするもの。

 

体質構造も変わっているもの。

 

すでに国際決済が円建てに

なっていっている。

かつてドルと同じ役割をしていた

ポンド(英)と同じ。

 

現在1ポンド=何円か知ってますか?

知らないでしょ。

ちなみに

1ドル=360円時代、

1ポンド=1008円で

現在は130円弱。

必要としない

使っていない通貨が

下がっても影響なし。

上下に振り回されなくなる。

 

パクス・ブリタニカの

成りゆきを考えると

恐れるに足りず。

 

ただし

1)と2)が絡めば

恐れる対象となるが・・・

 

 

そして結論。

 

目指すべき道のタイトルは

「国富論を越えて」

すなわち

「僕(ボク)富論から君(キミ)富論へ」。

よこしまな言葉に言いかえれば

「情けは人のためならず」。

 

Buy Americanなど

国産品常用論があるが、

国と国の間なら

アメリカがBuy Chinaを提唱するとか、

企業間なら

トヨタが日産車を買うとか

大学間なら

同志社が立命館のために

学生集めをするとか、

相手の富を考えて

行動するしかない。

 

歴史の教訓から

まさかは起こるのだから。

 




レジュメでは

その後

・どんぐりたちはヒーローになれるか?

・暗黒は回避されるか

締めに

光明をもたらす人々

とあるのですが、

司会者登場で

無言の巻きが入って終了。

 

本当の結論も

聴きたかったなぁ~。

 

 

話し方は

テレビで見た通りでしたが、

飽きさせない話しぶりは

さすがでしたね。

 

スタートから

15分経ったところで

一旦内容から離れて、

「午前中忙しくされて

昼食後に仄暗い会場で

このような話を聴かされるのは

つらいですね。

話す方もつらいです。

壇上からは

どなたがお休みになっているか

一目瞭然です。

(携帯の呼び出し音が鳴って)

あ、誰かのウェークアップコールですね」

 

つかみもバツグンでした♪

 

締めの言葉は

「皆さんに約束してほしいことがあります。

この会場から出たら

君富論を広めてください」

 

はい。この通り

ブログに書きましたよ♪

 

前のいない3列目のど真ん中で

真剣に面白く聴かせてもらいました。

 

 

浜矩子






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.12.19 12:33:50
コメント(0) | コメントを書く
[ダンナのいない日] カテゴリの最新記事


カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024.06
2024.05
・2024.04
・2024.03
・2024.02

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

rabbee@ Re:【備忘録】簡易トイレの作り方(10/02) 私も防災意識が高まって関連した番組見て…
ミントン1209@ いい雰囲気♪ ようこさん コメントありがとうございます…
ようこ@ Re:知財検定・大吉!?(03/11) 先日は本当にありがとうございました。ス…
ミントン1209@ 前日なんて… ようこさん コメントありがとうございます…
ようこ@ Re:自己紹介はいいから(02/08) 一瞬、勉強会は明日だっけ? と思いまし…

© Rakuten Group, Inc.