憧れのお抹茶茶碗
私には、お気に入りのお湯呑みがあります。高校生の時、萩へ修学旅行へ行って出会った萩焼のお湯呑み。一度手にとったら、離せなくなったので、持って行ったお小遣い全部を使って、(と言っても、16年前、確か5,000円でしたが、)そのお湯呑みを購入しました。焼き物やさんのおばちゃん曰く、「今は、無名だけど、きっと世に出てくる人だよ」今でも、大事に使っています。ただ、飲み口の部分の釉薬がはげてきて、ちょっとかわいそうな状態になってきていますが(涙)数年前、デパートで、とあるお湯呑みに目が留まりました。気になって、作家さんのお名前を覚えました。帰宅し、自宅にあったお湯呑みの桐箱を見てみると、同じお名前が書かれていました。作家さんのお名前は、松浦無元さん。先日、インターネットで検索していたら、萩の蒲鉾屋さんが、彼の作品を取り扱っている事を知りました。三好蒲鉾さん「なぜ、蒲鉾屋さんが?!」という疑問を抱きつつ、使いやすそうなサイズの作品があったので、母のお誕生日プレゼント用に一つ購入しました。・・・母が持っていたら、私も見る事も使う事もできるでしょ(笑)蒲鉾屋さんに、飲み口の釉薬がはげちゃったんです、と、注文ついでに相談したら、窯元さんに聞いて下さり、とても丁寧なお返事をいただけ、嬉しかったです。松浦無元さん作陶抹茶茶碗香炉も花器も素敵だけれど、いつの日か、無元さんのお抹茶茶碗を手にしてみたいです。