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カテゴリ:映画
2001年9月11日。
アメリカで同時多発テロ発生。 WTCへの2機の民間機の激突。 ペンタゴンへの民間機墜落。 私はこの時、転職したばかりの会社で同僚たちと飲んで帰るところだった。 別の同僚からの電話でこのニュースを知った。 最初は「何言ってるの?」って、冗談かと思った。 でも、冗談なんかじゃなかった。 私たちが普通に暮しているその時に、アメリカでは次々と何も罪の無い人がテロの巻き添えになっていっていた。 翌日、会社ではアメリカに知人のいる同僚たちが心配そうに「連絡がつかない」と話していた。 日本でもテロへの恐怖が広まった。 それでも私はこのニュースをTVで観たことしか知らない。 この映画では、NY、ボストンなどの管制塔とアメリカ軍の司令室からハイジャック発覚から墜落までの様子がリアルに描かれている。 というか、もろドキュメンタリーだ。 最初のアメリカン11便のハイジャックに気づいてから、次々と他の飛行機がハイジャックされていることが判明して混乱する管制塔。 また、ユナイテッド93便のハイジャック実行犯がどのようにしてハイジャックし、乗客はどうしたかがリアルに描かれている。 カメラワークは終始揺れていて決して観やすくはないけど、そのせいで臨調感を増している。 実際にその場にいた人たちが、どのようにこの悲惨なテロをなんとか避けようとしたか。 そして、ユナイテッド93便の乗客たちが、どう対応したか。 私があの場にいたら、あんなことはできないだろう。あれは映画じゃないから。 観ていて自分がその場にいたらと思うと、怖くて胃が痛くなってきた。 そして、涙が出てきた。 一体彼らはどうして普通の人たちの生活を奪っていいと思ってしまったのだろう。 私には難しい背景まではよくわからないけど、少なくともこれで何かが解決されたとは思わない。 アメリカが絶対正しいと言っているわけではない。イラクでだって民間人も巻き添えになっている。 でも、人の命を人が奪っていい訳が無い。 どの国の人も、自分の親や兄弟と同じと思えばいいのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2006年09月17日 22時15分27秒
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