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カテゴリ:株・投資全般
先日、世界最大手の自動車のメーカー米GMの大株主である米投資会社トラシンダがGMに対し、
日産・ルノー連合との資本提携を提案し、これを受けて同連合は1日、GMの発行済み株式の最大20%に当たる出資の検討に入ったとの報道がありました。 <以下、フジサンケイ ビジネスアイ 7月2日配信記事より引用> GM、日産・ルノーと連合拡大も 米ゼネラル・モーターズ(GM)の大株主である米投資会社トラシンダが、GMの取締役会に日産自動車・仏ルノー連合との資本提携を検討するよう求めた。V字回復を遂げた日産のカルロス・ゴーン社長(ルノー最高経営責任者=CEO=兼務)の協力で一気に再建を総仕上げし、投資資金を早期に回収したいとの思惑がありそうだ。 これを受けて日産は1日に声明を発表。トラシンダとゴーン社長との間で接触があったことを明らかにし「正しい環境下で適切なパートナーであれば、連合は拡大する可能性がある」とした上で、「GM経営陣の全面的な賛同が必要」と強調した。 ただ、日産は日米での販売台数が減少しており、明確な提携メリットがみえにくいことから、実現の可能性は低いという見方も少なくない。 今回の報道の背景は、GMの最大株主のトラジンダが日産を再生した立役者としてゴーン社長の手腕を高く評価して、同氏をGMの経営に引き込むことが最大の狙いとされています。 確かにこの報道を受けて、GMの株は上昇したようですが、経営不振にあえぐGMへの投資が日産にとってメリットのあるものなのか?個人的には懐疑的であります。 また、日産の業績自体、2006年度の国内販売台数は下方修正する等、ゴーンマジックにも陰りが見え始めてきたというネガティブ要素もあり、今回の提携については慎重に判断して欲しいものであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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