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2017.01.22
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カテゴリ:気まぐれ短歌

♪ 損得のルール4年の期限付き新双六の賽は投げらる


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 ABCニュースによると、2009年のオバマ大統領就任式には約180万人が、2013年には約100万人が集まった。今回のトランプの就任式の聴衆を、ワシントンD.C.の関係者は70〜90万人と推測していたが、予想通りの結果となったようだ。


(左)2009年1月20日     (右)2017年1月20日  

The Huffington Post より


 オバマ大統領最後の演説は、とても内容のあるもので多くの人々に感銘を与えたようだ。その一部を抜粋します。
 今、私たちは問題に対する最善の解決策について論じることができるし、そうするべきです。しかし、ただ問題を否定することは、次世代への裏切りだけでなく、建国の父たちを導いた革新と問題解決という根本的な精神をも裏切ることになるのです。

 啓蒙思想から生まれたこの精神があったからこそ、アメリカは経済大国になれたのです。この精神があったからこそ、空母キティー・ホークやケープ・カナベルの宇宙ロケットセンターから飛行機やロケットが飛ぶのです。この精神があったからこそ病気を治し、コンピューターがあらゆる人のポケットの中にあるようになったのです。この精神、すなわち理性を信条とし、冒険心を持ち、力より正義を重視する精神があったからこそ、アメリカは世界大恐慌の間もファシズムや圧政への誘惑に抵抗できたのです。この精神があったからこそ、他の民主主義国家と共に、第二次大戦後の秩序を築くことができたのです。この秩序は単に軍事力や国同士の利害関係だけでなく、原理に基づいて気づかれました。それは法の支配、人権、信教・言論・結社、そして報道の自由です。

 今、この秩序が試練にさらされています。まず、イスラム教の代弁者を称する暴力的な狂信者集団によって。より最近では、外国の独裁者たちによって。彼らは自由市場経済、開かれた民主主義、市民社会そのものが、自分たちの権力に対する脅威であると見なしています。そういった人たちが我々の民主主義にもたらす危機は、自動車爆弾やミサイルよりはるかに強力なものです。その脅威とは、変化に対する恐怖心です。違う外見で、違う言語を話し、違う宗教を信じる人々に対する恐怖心です。国家指導者に説明責任を義務づける法の支配を軽視することです。意見の相違や言論の自由に対する不寛容です。剣、銃、爆弾、プロパガンダ組織が、何が本当で何が正しいかを決定する究極の意思決定者だと信じることです。
  全文はこちら

 それに対して、トランプ新大統領の演説は、直前に降り始めた雨に濡れながら、歴史に残ると言われるほど平易な言葉で選挙戦の時と全く同じ内容を繰り返し、品位も格調も欠く陰惨なものだった様だ。
 全文はこちら
 
 デリケートで微妙なバランスを図るために神経をすり減らして構築してきた外交を全く無視し、外交の外の字も見せず、損得という価値基準をもって内政だけを重んじる政策。貿易の意味も分からずに保護することで利益が上がると考える。雇用を守っても国際競争という面で齟齬が生じるのは目に見えている。兵器工場を作って雇用を確保し、その武器を使って経済を立て直そうとするような事があれば、まさにヒットラーと同じ轍を踏むことになる。ロシアのプーチンには足元を見られ、やがて足を掬われることになる。議会も紛糾し閣僚の中からも造反が起こるだろう。様々な矛盾を生み出し、にっちもさっちもいかなくなる。
 これは悲観的な見方。

 一方で、朝日新聞の「天声人語」は次のような内容で、不安な予想を立てている。
19世紀の米大統領アンドリュー・ジャクソンは粗野で短気な荒くれ男だった。10代で独立戦争の前線に立つ。拳銃による決闘もしたが、綿花栽培や投機で財を築いた▼対英戦争で名をあげ、大統領選では高学歴エリートを大差で退けた。政権につくと高官たちからポストを取りあげ、選挙戦を支えた友人知人らにばらまく。親友を重要な役職に就け、閣僚たちの内紛を招く。議会と対立し、国立銀行をつぶし、先住民を西へ追いやった▼強引さや身内びいきなど何かにつけて「ジャクソン以来」と評されるドナルド・トランプ氏が大統領に就任した。これほど大勢が出席招待を断り、これほど大勢が抗議集会に集まった就任式が過去にあったとは寡聞にして知らない▼リッチ、グレート、ストロング。就任演説は、拍子抜けするほど素朴な形容詞であふれた。壇上のヒラリー・クリントン氏への敬意や謝意の言葉もなかった。いかにも格調を欠く演説だったが、希代のわかりやすさで後世に語り継がれるかもしれない▼19世紀に戻ると、ジャクソンの人気は圧倒的だった。再選も果たした。「性格こそ激しいが能力は凡庸な男である」。彼に面会した若き仏思想家トクビルは、名著『アメリカのデモクラシー』でそう酷評したが、米大衆の支持は厚かった▼トランプ氏に対する米大衆の期待を各国の識者やメディアは軒並み読み損ねた。就任式で改めて「大衆第一主義」の紙吹雪がふりまかれる。政権が2期8年続く予感が胸をよぎった。


 世界はもはや損得だけでは成り立たないところまで来ている。一国の都合の良いようには回らない。EUとイギリス、そしてアメリカとの関係性。イラクとISとロシアとアメリカの関係。イスラエルとアラブ諸国との関係。
 マイケル・ムーアは、トランプは任期を満了できないと予測しているが、果たして・・・。

 日本は、安倍総理の任期を延長したのは賢明な判断だったと思う。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。

「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2017.01.22 09:42:22
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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