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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2017.01.28
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カテゴリ:気まぐれ短歌

♪ 界門鋼目科属種の二百万DNAの縁(えにし)に生きる


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 動物界 脊索動物門(脊椎動物亜門) 哺乳綱 ゾウ目(長鼻目)(ゾウ上科)ゾウ科の「」も、動物界 節足動物門 昆虫綱 ハチ目(ハチ亜目 有剣下目)(スズメバチ上科)アリ科の「」も、 動物界 脊索動物門( 脊椎動物亜門) 条鰭綱 骨鰾上目 コイ目 コイ科( コイ亜科)コイ属の「」も、そして「」も、遺伝子は同じ物質「DNA」でできている。
 地球上の生命(原始的なものから高等なものまで)すべて、20種類(例外的なものを含めると22種類)のアミノ酸からできている。そして生命体を作っているのはそのアミノ酸がたくさん繋がったタンパク質だ。


サル目のヒト科ヒト属70億 魑魅魍魎に紛るものあり


 138億年前にビックバンがあり、46億年前に地球が誕生。生命は、40億~38億年の間に6~8億年かかって生命が誕生。突然変異によって進化の変遷があり、様々の姿に枝分かれしていった。



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 ナメクジウオは同じ脊索動物であるヒトなどの脊椎動物の祖先と考えられ、ナメクジウオ全ゲノム解読により、約5億塩基対の全ゲノム配列の中に、ヒトの遺伝子組成とよく似たおよそ21,600個の遺伝子が見つかっている。ナメクジウオゲノムの解読により、脊椎動物も含まれる脊索動物の共通の祖先の特徴が明確になったという。

 
 「ハロモナス」というバクテリア(細菌)がいる。海底火山の熱水が吹き出すところに生息する。チューブワームの体の中に入り込んで、硫化水素と酸素の化学反応で二酸化炭素からデンプンなどを作っているという。つまり植物の光合成と同じことをしているのだ。
 そのお陰で、チューブワームは動物であるにもかかわらず口も胃腸も肛門も無く、ものを食べることなく生き続けることが出来るらしい。
 「ハロモナス」は、イオウ酸化細菌というガンマプロテオバクテリアの一種で、暗黒の深海で硫化水素という猛毒から栄養を作り、余った栄養をチューブワームにあげている。チューブワームの細胞内に入り込んでいるのだ。
 ハロは塩、モナスは菌の意味、つまり塩菌というものらしい。

 この「共生」の最も代表的なのが「ミトコンドリア」なんだとか。「細胞内器官(オルガネラ)として「細胞内呼吸」という働きを担っているが、もともとはアルファプロバクテリアという外来の微生物だったもの。
 地球の生物で初めて「酸素呼吸」をするようになったバクテリアで、これが人の祖先の細胞内に入り祖先細胞の一部となったのだそうです。

 そしてもう一つ、共生という奇跡を起こし太古の地球の海や大気に酸素を供給した、地球最初の「酸素発生型の光合成」をしたバクテリアがいる。すでにミトコンドリアが共生していたシアノバクテリアというもの。祖先の細胞内に入り込み現在の植物細胞の中に有る「葉緑体」となったもの。今の植物が何も食べることなく生きられるようになった大元のもの。

 このように侵入者が居座って宿主の細胞の一部と化すという現象(細胞内共生)は、38億~40億年の生命史でたった2回しかなかったという奇跡的な現象。もしミトコンドリアができなければ、現在のような大型生物(動物も植物も)は出来なかったと言われる。普通の進化(ダーウィン進化)とは違う「進化の大ジャンプ」だったという。

 その第3の奇跡が、今まさにチューブワームの中で進行していて、「ハロモナス」が細胞(細胞内器官/オルガネラ)の一部と化する日が来るだろうと予測されているらしい。


 ダーウィンの進化論は基本的には受け継がれているが、DNA(二重らせん構造)の発見(1953年)により、進化は遺伝子の突然変異によるという事が分かって来た。
 新しい進化論・ネオダーウィニズムの提唱者のリチャード・ドーキンス(オックスフォード大教授)は、「体は、遺伝子が次の遺伝子を作るための手段にすぎない」という。生物の設計にはどんなデザイナーも存在せず、進化とは「偶然の積み重ね」であると言い、「神は妄想である」などの宗教批判、無神論支持の著書も多く残している。
 
 私は、彼の本を読んだことは無いし生物学の教養もないが、この意見にとても共感を覚える。
 「キリンは高い木の葉を食べたくて首が伸びて行ったのではなく、突然変異によってたまたまそういうのが生まれ、環境がそれを後押しして生き残って来た」という説に納得もします。




 今日の文はこの本からの引用で、「ハロモナス」のことが詳しく載っていて、とても面白かった。著者の長沼毅さんが、この本にある体験を対談で語っているのがブログにアップされています。


◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。

「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2018.05.10 17:18:24
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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