♪ 雪色のセーター眩し鈍行の軋みに君の乳房を想ふ
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国鉄時代のお見合いシートが懐かしい。緑色の背もたれが垂直の硬い椅子。昔は長い距離を鈍行が一昼夜通して走っていたので、夜行に乗れば一泊の代金を浮かせることが当たり前にできた。
長距離を乗る時は、空いていれば自分側と向かい側の座席を前にずらし、前の席に足を乗せる。高校時代にはまだSLが走っていた。トンネルがあると警笛で知らせてくれるので、それを合図に窓を閉めるが、眠っている人がいて窓が開いたままだったりすると煙と煤で酷い事になる。閉めてあっても隙間から煤が入り込み窓際はけっこう辛かった。
行く先々で駅弁を買い、お客が入れ替わって方言が変わっていくのを聞いているのも面白かった。時間そのものを贅沢に楽しむことが旅行そのものだった。
座席の背やひじ掛けの所に灰皿が取り付けてありタバコは吸い放題。飲み食い自由で食べた弁当のゴミは椅子の下に放り込んでおくのが当たり前だった。今では想像もつかない事だが、中国人の行動を悪く言いたがるが日本人も、昔はあの通りだったことを思えば懐かしさも湧いてくる。
高度成長を迎えて新幹線が走るようになり、旅行の概念が一変した。時間を金で買い買った時間を消費に向けていった。
しかし、今は昔のことになり消費は落ち込み、少子高齢化、人口減少の途上にあって、そのころの夢を未だに捨てられないでいる。整備新幹線に税金を投入し、駅弁大学、金太郎あめ的日本を作り上げ、東京一極集中を招き、地方の過疎化に拍車をかけた。地方創生という言葉すら消えかかっている。そんな時代に、今より以上早いリニア新幹線を作ろうとしている。
来年からは今以上に残業の量を減らすための法整備が進められている。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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最終更新日
2017.01.29 09:33:09
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
「アーカイブ」
◎ Ⅰ 短歌
◎ Ⅱ 知っていて損はない話 健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ 自然界 地球 異常気象など
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