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晴れ時々明日香 in Canada

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2010.10.08
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カテゴリ:映画
2008年のインド映画。監督は、サントーシュ・シヴァン 、
出演は、プーラヴ・バンダーレー、ヴィクター・バナルジー、
アヌパム・ケール、ラーフル・ボース・・・・
と言ってもあまり馴染みがないので、よくわかりませんが、
インド映画の監督としては、知名度が高い方らしいです。

映画の主人公は、タハーン、8歳の少年です。
タハーンは、インドのカシミール地方で、母、姉、
祖父と暮らしています。
父はある日行方不明となり、生死すらわからない状態です。
働き手を失った一家は貧しく、借金返済のために
父からもらった、タハーンにとっては、兄弟のような
ロバ「ビールバル」が売られてしまいます。
タハーンはそのロバ「ビールバル」をなんとか
取り戻そうとしますが…。



この映画の背景には、インドの反政府ゲリラと
政府軍の内戦があり、タハーンの父親も
反政府分の疑いで、政府軍に不当に拘束されての行方不明。
こうした不穏な政治状況の中、肉親を失ったり、
悲しみや貧しさの中で、多くの人が失望の状況にあります。
それでも、子ども達の明るく元気な笑顔に救われます。



インドのカシミール地方の山岳地帯の自然の険しさは、
雄大で,人間を深く洞察しているような静寂があります。
映像には、臨場感があり、自然の中に一人取り残されたときの、
怖いような、心細さを思い出しました。

映画の中で、
「山々や木々も人の所有物のように思えるが、
人も山の一部にすぎない」
というおじいさんの台詞が
あるんだけど、そこに生きてきた人たちの素直な
一言だと思うけど、ズキンとくる一言です。

見せたいもの、伝えたいものが、カシミールの自然とともに
画面が語りかけてくるような、
アジア映画の底力を感じる映画でした。



たまにアジア映画を見ると、湿った泥道や、
冷たいはりつめた空気感にも、欧米系の画像よりも
近いものを感じ、とても新鮮でした。





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Last updated  2010.10.13 11:58:46
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