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今では、多様性社会を国の柱として、
どの国の人に対してもおおらかで、 人種差別をする人を軽蔑する風潮があるカナダですが、 カナダの日本人移民の歴史の中には、 個人の人種差別というだけでなく、 国家が日本人移民・日系カナダ人の財産・家を没収して、 強制収容所に送ったという過去があります。 映画「バンクーバーの朝日」にも強制収容所に 送られる前までの当時の日本人の様子が描かれています。 バンクーバーの朝日 /妻夫木聡、亀梨和也【中古】【邦画】中古DVD この歴史について、日本にいる日本人もそうですが、 カナダにいる日本人も案外知らなかったりします。 事実として、知っていたとしても、 今のカナダでの暮らしの中にそんな不安を感じることは、 ないでしょう。 遠い過去のことでしょ、って感じで、 全く自分には関係ないこと、と考えているでしょう。 ところが、「希望の国カナダへ。。。夢に懸け、海を渡った移民たち」 (原作は英語の「Gateway to Promise」)を読むと、 その時代を生きていた当時のカナダにいた日本人たちも、 まさかそんなことが起こるとは、夢にも思っていなかった、 というのだから、驚きです。 日本にいた日本人だって、まさか日本が参戦して、 自分の住んでいたところが、戦争でやられるなんて、 国民は想像していなかったでしょう。 世の中、何が起きるのか、わからないのです。 世界全体に不景気感が強まって、突破口が見つからなくなって、 戦争で一気にチャラにしちゃえ、なんてことが、 起こることだって、可能性ゼロではありません。 日本の経済が低迷して、政府は財政難といい、 庶民の所得は下がり、税金は上がり、国民生活は最悪なんて時に、 戦争という非常事態で打ち消すことだって、あるかも。 そんなとき、海外にいる日本人は 日本がどんな立場をとるかによって、その立場をよくも悪くもします。 海外にいる日本人は、海外にいるから、 日本のことは関係ない、日本も大変そうだね、と言えるほど、 他人事ではないはずなのです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.02 16:05:57
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