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bunakishike
折に触れて聞いた音楽の感想をだらだらと書いています。
音源は主に海外サイトからダウンロードしたハイレゾで、その他観たコンサートや映画などの感想を綴っています。
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昨日に続いてSAPIO最新号の話題を少々。
最近のゴーマニズム宣言は些か暴走気味だと思っていました。
原発についても、天皇制についても、TPPについても、自説を曲げないのは立派ですが、エキセントリク気味で、大丈夫かと思っていました。
個人的にも、昔は真っ当な意見だと思うことが多かったのですが、最近は疑問に思うことが多くなりました。
それでも、見るのを止めていないのは、基本的には小林氏の作風が好きだからなのだと思います。
昨年末に「前夜」という雑誌を創刊し、ゴー宣道場も盛況のようですし、精力的な活動は留まることを知りません。
「前夜」は「女について」という女をめぐる自伝的な漫画が載っていて、セックスシーンが赤裸々に描かれていて、あまり気持ちの良いものではありませんでした。
いままでも、女性との交際を堂々と書いていて、いなれば不倫なのですが、奥さんがよく黙っていると思っていました。
とkろが、「女について」はちょっとやり過ぎで、よく奥さんが切れないものだと他人ごとながら心配していました。
ところが、最新号のSAPIOを見たら、いつもの脱原発論のほかに、普通の「ゴーマニズム宣言」も載っています。
筆者は、ダウンジャケットを着て、帽子を目深にかぶっています。
私はテレビを見ていないので、最初分からなかったのですが、「家政婦ミタ」のパロディーだったみたいです。
そこでは、「前夜」を創刊した理由を描いています。
ようするに、自分の主張通りに世の中が進んでいるのに、新しい題材を取り上げるごとに、読者が減っていくということを描いています。
まあ、当たっていることもあり、そうでないこともあると思います。
氏の主張は真っ当かもしれませんが、過激で、反対意見は容赦なく切り捨てるという、読んでいる人には痛快かもしれませんが、違う意見の人にとっては、とても乱暴なことともも割れても仕方ありません。
特に、意見が異なる人たちをぼろくそにいうだけでなく、当人たちの人格さえ貶めるような絵を描いていて、氏の意見に同意する人でも眉をひそめるようなことが多くなったと思います。
その結果、単行本の発行部数がどんどん減り、「WiLL」の連載も止めることになったようです。
SAPIOの連載はスペシャルを出版するために続けるそうです。
多くのスタッフを抱え、現状は赤字状態になっているそうです。
最後は涙を流して「ゴー宣」を信じてくれる読者がいることが奇跡だし、よしりん企画が破綻するまで描き続けると結んでいます。
自分の主張を貫くのは人間としては立派ですが、関係者を巻き添えにするのはどうかと思います。
経営者は、従業員を首にしないで、いかに事業を継続させるかを、一番に考えなければなりません。
その点で、氏は経営者としては失格です。
自分の主張を貫き通したいのなら、自分ひとりでやるべきです。
一人なら、なんとか食っていけるのですから。
しかし、現代の世の中で、このように自分の意志を貫いていけることが、ある意味、立派なことは確かです。
氏は、苦しい時から復活した経験もあります。
このままでは終わるはずはありません。
頑張ってもらいたいものです。 |
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Last updated
2012年01月26日 22時17分01秒
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