2888764 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

Recent Posts

Category

Archives

2014年11月16日
XML
カテゴリ:映画



paper moon.jpg
宮沢りえの『オリヲン座からの招待状』以来7年ぶりの主演作品にして、東京国際映画祭の主演女優賞受賞作品。
公開二日目の一回目を見たが、以外にも入りは良くない。
話は女性銀行員梅澤梨花(宮沢りえ)の使い込みの顛末を描いている。
ふとしたきっかけから、一時的に預かったお金を使い穴埋めをするが、それからズルズル深みにはまっていく女の性が描かれている。
過去も銀行員の横領事件は何軒かあったよう思う。
周りにはお金が溢れかえっていて、感覚が麻痺するという相川恵子( 大島優子)の言葉通りなのだろうと思う。
だからこそ銀行員は何よりもモラルが大切なのだろう。
それだけに厳しい自己規制が必要なのはいうまでもない。
というか、そういう人間しか銀行員になっていけないのだろうと思う。
主人公の罪は言い訳のできないものではあるが、そういうことをさせてしまった、夫
梅澤正文(田辺誠一)や若いツバメ平林光太 (池松壮亮)の責任もないとはいえない。
映画では認知症が悪化した老人を食い物にする姿も描かれているが、見ていて気持ちのいいものではない。
また、業績を粉飾するための操作も描かれていたが、これが銀行の実態なのだろうか。
この映画を見ていると、こんなことを書いてもいいのだろうかと老婆心ながら気になってしまう。
時代が1990年代なので、小道具などはその当時あったものを使っていた。
ただ、会話が現在の言葉になっているのは注意力が不足していたからだろうか。
原作を読んでいなかったので、映画の進行具合から悲劇的な結末を予想していた。
ところが全く予想しない出来事が発生して、意外な結末に驚いた。
最後に落ち着くべきところに落ち着いたのだが、主人公はこの後どうなるんだろうかと心配してしまう。
時々出てくるミッション系の中学のシーンは最初の頃なんだろうと思っていたが、最後に種明かしされる。
しかし彼女の経験が変な方向に進んでいった理由を映画で説明して欲しかった。
主演の宮沢りえは不安定な女性の心理をよく表現していたと思う。
梨花の不正を見抜く隅より子役の小林聡美は重要な役ではあるが、それほど重くならず、かえってリアリティが感じられた。
映画初出演の大島優子は悪くなかった。
特徴のある顔なので役を選ぶ気がする。
光太の祖父孝三役の石橋蓮司は怪しげな雰囲気で、すっかり騙されてしまった。
おそらく見ていた方々は全員そう思っていたのではないだろうか。
ところで、この舞台は1990年代だが、現在のこのシステムが生きているのだろうか。
当時はITもそれほど発達していないし、現在だったら未然防止のできるシステムが可能なように思える。
殆んど銀行に行くことはないが、相変わらず紙ベースの運用で、基本的には描かれていた内容と変わっていないのだろうか。


公式サイト








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014年11月16日 22時23分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.