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南風のC級シネマ評論

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2006/03/27
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カテゴリ:映画-邦画
ここのところ続けて音楽をテーマにした映画が続いたので、心機一転、邦画の恋愛ものを紹介します。(がらじゃないって、そんなツッコミは却下ね)
(と言っても主演女優と助演女優、どちらも歌手(だった)なのですが・・・。)

ストーリー
神戸に住む渡辺博子は、山の遭難事故で死んでしまった恋人・藤井樹の三回忌の帰り道、彼の母・安代に誘われ、彼の家で中学の卒業アルバムを見せてもらった。
その中に樹の昔の住所を発見した博子は、今は国道になってしまったというその小樽の住所に手紙を出してみることを思い付く。
数日後、博子の手紙は小樽に住む藤井樹という同姓同名の女性のもとに届いていた。
拝啓、藤井樹様。お元気ですか? 私は元気です」という手紙に心当たりのない樹は、好奇心から返事を書いてみることにした。
来るはずのない返事が届いたのに驚いた博子は、樹の登山仲間でガラス工房で働いている秋葉茂に事情を打ち明ける・・・。(Goo映画から一部)

この文章を先に読めば導入部からの混乱はなくなるが、いきなり本編を見ると最初の30分近くは状況読み込めず、頭の中が???の世界に陥いる。
逆に言えば、それだけ凝ったストリーで、今後の展開の意外性を暗示している部分でもある。

話を簡単にすれば、渡辺博子(中山美穂)と、中学の時の同級生同士の藤井樹(男性)と藤井樹(中山美穂の二役)の、死んだ人を含む三角関係の物語。
それに秋葉茂(豊川悦司)がからむ。

少女樹と少年樹の数々エピソードを挟みながら、物語のイメージがだんだんと鮮明になっていく。
この中学時代の二人の樹役をやった、酒井美紀と柏原崇の演技が秀逸だ。
ほのかな恋愛感情を持つ少年樹と、それに気づかない少女樹。
二人が図書館でからむシーンでは妙に心が安らぐ。

高校時代だったけど、自分にもあんな時代があったなあ・・・なんてプレバックしてしまう。(この話には関係ないけど、その時の彼女がカミさんです)

※この二人は、翌年のフジテレビの連続ドラマ「白線流し」に出演して好演する、今では堅実なスターだ。
少女樹が法事から帰るシーン、氷の中に閉じこめられたトンボを見つける。「パパ、死んだんだ」とぽつりと言う樹。
この氷の中のトンボのメタファ、10の言葉よりも的確に樹の気持ちを表現している。これもまた良い場面だ。

渡辺博子と藤井樹の文通は続きながら、物語はクライマックスが訪れる。
渡辺博子の藤井樹のクライマックス。
どちらも、「ああ、そうだな」と納得させられる結末だ。

おまけ、この「Love Letter」は韓国恋愛ドラマのお手本になったとか。
一度だけでなく二度三度見ると、気づかなかった部分がわかり作品への愛着がわいてきます。




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何回でも見て泣いてください。

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最終更新日  2006/04/22 09:15:49 AM
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