泳ぎのコツは壁押しキック!!
この時期になると「うちの子ども泳げないだけど、すぐに泳げるようになるコツない」と聞かれることがある。もちろん、コツはある。水泳は字の如く、水の中を泳ぐのであるので進行方向にきちんと推進力が向いているかどうかが問題となる。たいてい、泳げない子は、バタ足の時に股関節が曲がりすぎている。股関節が曲がりすぎるとたとえ、足首を真っ直ぐに伸ばしてキックをうっても、膝が大きく曲がることになるので、下肢が水没しているケースが多い。つまり、進行方向に対して体そのものが抵抗になってしまう。そして、膝が曲がり過ぎてしまうと下方向に推進力が流れてしまい、一生懸命キックしているのに進まない、なんてことになる。まずは「けのび」をしっかり行い、水面と体が平衡になる感覚をつかむとよい。そして、その「けのび」の延長上にバタ足を行うとよい。大きく蹴らないで、股関節を中心に小さく細かいキックがいい。バタ足が上手にできているかは、「壁押しキック」をするとよい。その時、手は壁をつかんではならない。ただ、キックの推進力のみで壁を押し続けることが大切である。1分位連続でできるようになればよいだろう。この夏、親子で泳ぎをマスーしてもらいたい。