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魅惑の西洋食器でテーブルコーディネートを

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August 14, 2007
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マイセン1

最近、橋に関するニュースをよく見聞き致します。

8月 3日、米ミネソタ州ミネアポリスのミシシッピ川にかかる高速道路の橋崩落事故、これは対岸の火事ではなさそうですし、中国で次々と起こっている橋の崩落事故、

5月13日、江蘇省常州市、長さ55m、幅12mという大きな橋の半分が完全に崩落、この時は幸い負傷者は出ませんでした。建築からわずか10年の出来事。

6月15日、広東省仏山市で、砂利運搬船が九江大橋の橋桁に衝突し、橋が約200mに渡って崩落。8名の犠牲者、行方不明者1名を出しました。

7月 8日、山西省長治市から陝西省につながる国道309号線上にかかる橋、最大荷重7トンのところ、60トン余りの石炭を積んだトラックが通過し、今までもそれ以上の運搬物を積んだトラックが通っていたようですが、とうとう重量に耐えきれなくなり崩落。幸い怪我人もなくすんだようですが...。

8月13日、湖南省鳳凰県で起こった建設中で完成間近の全長320m、幅12mという規模の橋崩落事故。少なくとも29人が死亡、約30人が行方不明で、まだこれから犠牲者の数が増えてしまいそうです。

崩落ではないけれど、中国では2010年の上海万博まであと1000日となった8月5日、「1000人で盧浦をわたろう!万博へ向けて」という企画でアメリカ、日本、韓国、フランスなどの観光客や上海市民が世界最大のアーチ橋、盧浦大橋を渡ったという話や、

ビンラディン一族の名誉挽回?紅海を跨ぐ「世紀の橋」計画という壮大なプロジェクトのお話。予定工期9年、総事業費234億ドル、スエズ運河以来の大土木工事で、アラビア半島のイエメンとアフリカのジブチを結ぶ全長20km、鉄道と道路完備の橋をかけようというのです。あのオサマ・ビンラディンの異母兄、シェイク=タレック・ビンラディン氏の計画で両国の了解も既に取得済みだとか。完成すれば中東とアフリカを結ぶ大動脈となりますが、夢物語で終わらず実現へ向かうでしょうか。

個人的に一番気になっていたのが、ドイツ、ドレスデンのエルベ渓谷に建設が計画されていた橋の行方。

ドレスデンといえば文豪ゲーテが「エルベ川のフィレンツェ」と称えたドイツ東部の古都、エルベ渓谷にはお城や邸宅が立ち並び、世界でも最も美しい渓谷のひとつとされています。2004年7月にはドレスデンと川の流域約20kmがユネスコ世界遺産に登録されました。

そこへ持ち上がった渋滞緩和、交通量増加に対応するための車両用の橋建設、市街から南東3kmの地点の橋建設の是非は財政(トンネル化など代替案は高額で実現困難)や環境面から長年論議されてきていましたが、2005年に行われた住民投票で僅かながら過半数を超えたことから、1億6000万ユーロを費やして橋が建設されることが決まっていました。
ユネスコはエルベ川渓谷がこの橋の建設で景観が損なわれると懸念、「危機遺産」に指定し、これを受けた市側が橋の建設を中止していたのですが、州の裁判所が2007年3月13日、市に対し、市は市民の決定を遂行する義務を負っており橋建設を実施すべきだとの判決を下し、揺れていました。ティールゼ連邦議会副議長(SPD)は「文化国としてのドイツによくない判決」「エルベ渓谷だけでなくドイツの他の世界遺産や世界遺産候補にも悪影響が出てしまう」とし、ザクセン州のブットロ内相(CDU)は「(住民投票結果が優先され)民主主義の勝利」と判決を歓迎、論争が続いていたのです。

また、ユネスコが危機カードをちらつかせ遺産を損なう開発を止める構えに対し、他の国の遺跡では見られない厳しい姿勢に地元からは不満の声も上がっていて、一体どうなるのだろう?と思っていたのです。

昨日8月13日に着工の予定だった橋建設、それが地元の行政裁判所は8月9日、橋の建設計画をめぐり、希少種であるキクガシラコウモリの生息地を破壊する恐れがあるという環境保護団体の訴えを認めて建設差し止めを求める仮処分申請を認めました。コウモリへの影響調査が不十分として新たな調査を要求しています。このコウモリ、ドイツでは絶滅の危機にあるとされザクセン州には約650匹がエルベ川を中心に生息しているそう、環境保護団体が4月に橋の着工中止を求めて裁判所に訴えていたものです。

今、待ったの状態、これで今後の建設計画は再び不透明になって賛成派と反対派の論争が再燃する可能性、妥協案模索の可能性も出てくるのでしょうが、この先どうなっていくでしょうか。難しい選択に今後も注目です。

写真は橋とは関係ありませんが、マイセン、3組のカップルが描かれた透かしコンポート。

マイセン4

マイセン3





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Last updated  August 15, 2007 01:27:11 AM
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