魅惑の西洋食器でテーブルコーディネートを
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ドイツのマイセン、ハンガリーのヘレンド、デンマークのロイヤルコペンハーゲン、フランスのセーブルといった美しい西洋磁器は、日常に使うことで生活を豊かにしてくれます。素敵なテーブルを演出するのにお奨めのお品を紹介いたします。
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先日の日記でジノリについて、ちょっとさみしいと書き込みましたが、それはシリーズ名が変わってしまったりすることも影響しています。例えば上の写真は2006年2月のこの日記に載せた手持ちのジノリの写真です(この頃ちょうどトリノオリンピックが開かれていて、ジノリの写真を載せる日が続いていました。14年経ったのが嘘のよう)。現在、これを見かけることは殆どなくなってしまいましたが、楽天のショップでも僅かに取扱いがあります。 リチャードジノリ・インペロメッシュ 31cmスクェアトレイ リチャードジノリ・インペロメッシュ モカテテアテテセット 「有るのが不思議な 手工芸・廃盤品」「現在ではコスト面から制作困難な手工芸品」と紹介されている名前は「インペロメッシュ」。みかけから作業工程の複雑さが想像できないのはこの業界でもよくあるようです。 「洋食器ーそれは交響楽(オーケストラ)です。そして それはヨーロッパ文化の論理的価値観の体現(具体的表現)にほかなりません。 各々が 各々を 最善に主張しながら 全体の場を 相乗的に盛り上げます。 洋食器は ヨーロッパの 論理的価値観が生み出した 交響楽 そのものです。」と説明文にあります。 私が購入したのは、もう随分前。当時の名前は「レリア」。日本も今のような空気感に包まれていなかった頃で、製作困難なものだとか入手できなくなるとか思いもしませんでした。ジノリであれば、ベッキオホワイトなどと同様、いつでも買い足せるものと当時は思っていましたから。なのでこのシリーズも当時、適当に購入したのでどのアイテムが何客、何枚あるとかバラバラで不明です。 当時よく大阪(梅田、心斎橋、なんば)や京都(四条河原町周辺)、地元神戸の百貨店をはしごしていました。そこでいただいたジノリの本(下の写真で非売品のイメージカタログ)に載っていたのが「レリア」で「懐かしい友人と静かに語り合う午後などにいかがでしょう」と添えられていました。この言葉が妙に頭に残り、この食器をみかける縁があった時、手にすることになりました。そうそう、楽しいおしゃべりではなく、静かに語らう時にぴったりだと…。強いときめきを感じさせず、感情の邪魔をせず、だけど落ち着いて寄り添ってくれる感じ。長年の信頼関係を経た大切な人とゆったり過ごす時間に似合う気がして…。 私の中では、これから先もこの食器の名前は「レリア」であり続けそうです。 「ジノリのカップを使う方には、幸せが訪れると昔から言い伝えられています」 この本の見開きページに添えられている言葉です。