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2014.08.28
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カテゴリ:Gyao関連
一言でいえば確かに面白いドラマでした。アクション場面などはアメリカアクションドラマにも負けない迫力で見ごたえがありました。
ただアメリカドラマに毒されている者としては水滸伝のモチーフがいまひとつ納得がいかないところもある。任侠ドラマといえばそれまでですが何ゆえ招安して朝廷に再度忠誠を誓うのかよくわからない。最後に宋江が最初から最後まで王朝に忠義を尽くしたというようなことをいっているわけですが任侠の親分が心からの忠臣だったといわれても困る。
水滸伝の世の中はなぜか王様は絶対で忠義を尽くす対象であります。しかし現実の世の中は奸臣がはこびり世の中を悪くしているのは奸臣だということになっているようです。
そしてなぜだかよくわかりませんが国に反乱している逆徒を退治して王様に忠義を尽くしたあと官職についたところで奸臣に宋江は毒殺されるというわけです。
つまり忠臣は国のために自分の身をかえりみずにぼろぼろになるまで働くが奸臣にはかなわず殺されてしまうというけっこう夢のないお話しなんですね。
三国志の建国ドラマに比べるとそのへんが有名なお話しにもかかわらず夢のないお話しになっているのは不思議です。
まぁヨーロッパでもキリスト教全盛の中世だったかと思いますので王朝が絶対なのはわからないでもないですが問題は奸臣が世の中を牛耳っていることを認容しているところがなんとも不思議です。
ヨーロッパではこのあと宗教改革や産業革命を経て華やかな近代国家が登場しますが中国では宋のあと元が登場しそのあとは明、清と続きます。王朝は変わっても中身の中国の国家システムは全然変わらないようにみえるのがやはり不思議です。
もっとも産業革命で市民層がでてきたということを踏まえれば産業革命のない中国では市民が自立して行くなどということはそもそも不可能だといえば不可能かもしれない。
そう思ってみるとヨーロッパの中世の暗黒時代よりは個人が活躍するストーリーがあるのはさすが中国だと思わないでもない。
まぁ中世時代の閉塞的な時代を考えれば水滸伝のモチーフの夢のなさもありえるのかもしれません。日本では武芸の達人が世の中の不正の蔓延に憤り梁山泊に集結したというかっこよさがうりになっていますが実態は大手柄をたてたあとは奸臣のはこびる王朝になすすべもなく吸収されほとんどが不遇な一生を終えることになります。
それはともかく青雲編というか108人が集まるところまではけっこうドラマも力があって面白い。しかし招安後の戦いは本来いろいろあるんでしょうが下り坂のお話は大幅カット(笑)。あっというまに結末までいってしまいます。その意味では始めよければすべてよしというお話しのもっていきようですがちょっともったいない。後半も下り坂とはいえいろいろお話しはあるわけでもう少し丁寧に描いてほしかったというところです。
ドラマの製作者はお話しを作るのが上手なほうかと思いますがなにゆえ後半をここまではしょったのかわかりません。しかし資金に余裕がなくなったとかそれなりの事情があったのかもしれません。







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Last updated  2014.08.28 22:24:36
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