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役行者関連本が少し落ち着いたので、雑多な読み方に戻ってきました。
が、寺社関係に興味が広がったため、寺社関連本がどうしても多くなります。 まぁ、この1年はそのような感じではありますが。 さて、今回は『神々だけに許された地 秘境神社めぐり』。 ←私が読んだのは紙の本です。 ガイドブックも視点が変わると普段とは異なる寺社が扱われるので、いつまでたってもガイドブックを卒業できません。 さて、今回の本は冒頭にこのように書かれていました。 古来、日本人は絶景や奇観、人を寄せつけぬ幽地に、神の存在を感じてきた。これが古神道というものではないかと思います。 こうして秘境の地に神の姿を求めていくわけですが、時代が下って秘境の地の森林を伐採していくのですねーーー、人間は。 ただ、秘境の地が完全に失われたわけではないので、そこに畏怖の念を盛ってお参りして欲しい……という感じのことが「はじめに」で書かれれているわけです。 ここでの注意書きに、「本書でいう”秘境”」とは「交通が不便で行きにくい場所ではない」とあります。 ここでいう、「秘境」とは聖なるものへの畏れを思い出す場所とありました。 かなり気になりますので、ページを慌ててめくった訳です。 なんと言ったらいいのでしょうか。 私の行きたい神社が満載でした。 ってか私が行きたいところは”秘境”だったのですね。 なにせ、最初に掲載されていたのは、北海道にある「太田神社」。 そりゃ、ここは存在だけで秘境です。 ここは年齢を重ねないうちに一度はお参りしておきたいところの1つ、私でも。 最初から石段ですが、ここには鎖が付いているように、見た目がほぼ直角。 最大勾配は50度。 すごいわーーー、鳥居奥にある参道の石段がすでに鎖で繋がれております。 それだけで秘境感ばんばんに感じます。 ずっとページをめくっていくと東京都心の秘境神社が紹介されています。 これはとても役に立ちました。 実は3月に入り、東京にお散歩に行ったのですが、このガイドブックに掲載されている都内某所の神社に参拝しました。 この神社については、「お散歩」の記事として取り上げようと思うのですが、正直驚きの連続でした。 案外というか想像以上に都内の秘境神社は圧巻でした。 そうです、ここで昨日のお散歩の記事とつながるのです。 それが氷川神社。 私が目にした氷川神社ですが、歩いて10分とかからないところに「ハリー・ポッター」シアターがあり、その横はTBSのテレビ局があるという超都心です。 なのに、ここは木が茂るだけでなく、なんと、岩窟があるんですよ! これが赤坂の都心の中にあるんですよ。 もう、秘境と言わずして、何と言う?という感じです。 そして、周囲は岩だらけ。 私の好みの神社です。 そうそう、総じていえるのですが、秘境神社の多くが、岩石を持っております。 まさに自然崇拝が先にここそこにあったと言えるものです。 岩盤が強かったからかどうなのか、分かりませんが、時代が下ってもここを人は彫らなかったようです。 いや、掘れなかったからかも知れません。 もう、そうなれば残された秘境、神域ということになるのでしょうね。 そんなことも考えながら、この本を最後まで一気読みとなったわけです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月12日 07時00分07秒
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