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すでに既刊13巻となっているこのシリーズ、読み切ることできるかなーと心配しながらですが、今のところ楽しく読んでおります。
で、今回は『薬屋のひとりごと 3』を読了。 再び、猫猫は上級妃の懐妊のため後宮に戻ってきております。 3巻はその後宮でのエピソード。 ひとつひとつのエピソードは相変わらず短くて、場合によっては謎解きなしで終わってしまう感じなのですが、今回は全編通して時間の流れに勢いがついたような感じがしました。 エピソードの1つに藪医官のところで子猫を飼うことになったのですが、この子猫の名前が「毛毛(マオマオ)」。 主人公「猫猫(マオマオ)」と読みが同じということで、この反転的な名前に作者の遊び心を感じました。 ただ、この子猫ですが、この3巻ではとりわけキーポイントになるような動きというのはありません。 このままただの飼い猫として終わるのか、4巻以降で大きな動きが出てくるのかかなり気になるところです。 なにせ、この子猫の登場がこれまでの話の流れからですと、あまり必要を感じさせないから。 気長に読み続けなくてはなりません。 たくさん闇に隠れている後宮の歴史や周辺人物がひとつずつ明かされていくのが、実はミステリー以上に面白い点であることに気が付きました。 しかも、死体が宮の中から出てくるし(笑)。 そして、今回も全編読み切ったところで解決しなかった謎が出てきました。 これをいつの段階で回収するのかというのも楽しみです。 最後に猫猫は上司でもある宦官の壬氏から「牛黄」をもらうのですが、これって牛の胆石だったのですね。 現代では漢方薬の1つとしては欠かせないものであることは知っていたのですけど。 今は、簡単に製剤会社は入手することができるのかしら?とそんなことを思ってしまいました。 また、今回の薬の内容は妊婦さんにはあまり良くない物質が多数挙げられていて、今さらながらに学ぶこととなりました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月14日 07時00分09秒
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