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仏像マニアの姉が妹に仏像について専門家と一緒に教えていく『マンガで学べる仏像の謎 』。
姐と妹という組み合わせとこのイラストに見覚えがあるなーと思って奥付を見ると、以前読んだ『真言密教の聖地高野山へ行こう! 』と同じ作者さんでした♪ 「仏像」のことを説明しろ!と言われたら私自身、固まってしまうかも。 「お寺にある像」くらいが関の山。 「一木造り」や「寄木造り」くらいは説明できますけど……ってそれは材料方面じゃんって突っ込まれそう。 さてさて、本書では「仏像はどこから来たのか」という話から出発しています。 仏教伝来と共に仏像もやってきたということは想像しやすいですが、最初に通られた仏像のモデルがお釈迦様だということは初めて知りました。 いや、言われれば確かにそうなのかもしれませんが、仏像のモデルということ自体考えたことがなかった! お釈迦様が入滅してからは、骨をまつるストゥーパを最初は拝んでいたそうです。 その後、仏足石や法輪、菩提樹などを拝んでいたそうですが、入滅から500年後についにガンダーラとマトゥーラで仏像が造られたそうです。(長っ!) 500年後ってお釈迦様の実物を見たことがないじゃんと思いますが、お釈迦様の特徴を「三十二相八十種好」といいずっと伝わっていたそうです。 さすがお釈迦様です。 この後は如来とは何だとか、菩薩とは明王とはなどなど、それぞれの役割と階級の話があり、仏像の胎内の話にまで続くわけです。 如来や菩薩、その他もろもろの仏様は様々な種類がありますが、私の解釈だとすべて仏陀が変身したものということで大丈夫でしょうか?(←誰に向かって聞いてる?) だとしたら、仏陀一つを拝んでいればよさそうなのに、何故役割分担をさせたのかしら? 下々の願いを一人の仏が請け負うには荷が重すぎたのでしょうか。 この辺りは書かれてなかったので、私としては謎のままです(笑)。 意匠が年代によって変わってくるのは分かるのですが、種類が変わってくるというのが納得できません(←だったら寺社巡りをやめろっと自分で突っ込んでみた)。 仏像の胎内に、御経や更に小さな仏像が入っているということは知っていましたが、エックス線を当てるとそれ以外のものも出てくるようです。 なかなかに驚いたのが「毛髪」とか「裁縫道具」や「鍼」。 亡くなった人のかたみとして毛髪を入れる場合が多いようです。 で、「裁縫道具」と「鍼」。 昔の人は律儀だったのだろうかとすら思いました。 まだまだ胎内調査というのは数が少ないはず(希望的観測)。 次に出てくるのは何かなーーーとわくわくする締めとなりました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月16日 07時00分10秒
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