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またまたしばらく寺社から離れて、心を冷静にさせる読書に変換(笑)。
猫吸い代わりに連れて帰ってきた『ねことねこ 』。 町田尚子さんの作品なので、どうしても期待をしてしまいます。 見開き1ページに2匹の猫をばーーーーんと配置。 ねこ と ねこ。というフレーズが繰り返しでてきます。 2匹の猫を見比べればいいだけなんですけど、フレーズ通り、1カ所だけ同じところを描き後は全く異なるようにしています。 「異なる」という部分に関してですが、恐らく作家さん自身が意識して描いたであろうと思われる「さくら猫」。 耳の部分がカットされた猫が何匹もここでは登場します。 読み手の対象者は恐らく小さなお子さんとその親御さん。 同じところを見つけながらも、異なる点に関しても会話が持てるように構成していることがよく分かります。 後半では親子、そして兄弟関係の猫たちが登場。 ここでは「異なる点」を見つけ出すようなフレーズに変わっています。 でも、兄弟関係ですので、そっくりなところに目がいってしまい「異なる点」を探すのに戸惑ってしまう位秀逸に猫たちを描いています。 そして最後のオチというのは、猫あるある。 そりゃそうだよねーーーという感想を少なからず猫好きは持ってしまうことになるでしょう。 つまり結論としては、猫好きにはたまらない1冊ということです(笑)。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月25日 07時00分09秒
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