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冒頭を読んで再読かもーーーと思ったのですが、再読ではありませんでした(笑)。
という訳で『ぼくのお父さん』を読了。 オールカラーですが、全てのページが淡いパステルトーンで統一されていて、それだけでも優しい空気を醸し出しています。 が、内容はかなりぶっ飛んでいます。 むしろ、このパステルトーンでお父さんのぶっ飛み気味をカモフラージュしている説(笑)。 もちろん、読者を楽しませるために作者の矢部太郎さんがかなり自身のお父さんのことを盛っているであろうとは思うのですが、盛ってるのだとしたら、これはかなり「盛ってる」ことになってノンフィクションではなく、それはフィクション。 でも、このようなコミックエッセイ型の場合は恐らくぎりぎりのラインで盛っていると思っていますので、やはり盛っていたとしても、ぶっ飛み気味の父上であることには変わりがないような気がします。 私としてのツボだったエピソードは、絵を描くことをやめて、家庭菜園に何か月も没頭するお父さんの話。 編集者さんがやって来て、「作品をください」と言うと、これが僕の作品だと言って、収穫した野菜を持たせたというもの。 確かに「作品」ではありますが、これを素でやってしまったのかと思うとくすっと笑いがこみ上げてきました。 これがある意味事実だとすると、何よりも凄いなと思ったのが、お母さん。 かなり癖のあるお父さんに付き合いながら、家の要となっていたのだろうなと思います。 是非、「ぼくのお母さん」というタイトルで母上のことも描いて頂きたいです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月13日 06時33分19秒
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