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なんだこの表紙は……と表紙に圧倒されて連れて帰ってしまったのが『マンガ京・妖怪絵巻(2) 』。
いやーーー、驚きました。 制作が「京都精華大学(京都国際漫画ミュージアム)事業推進室」とありましたので、自治体が絡んだ広報誌的扱いなのかと思ったら、一般に販売されてるものでした。 今回読んだのは2巻目なのですが、1巻目を目にしたことがなかったので、本当に2巻目なのか疑ったのですが、1巻は2年半前に刊行されていたようです。 最初に「寄稿」として京都市考古資料館・館長の山本氏、京都国愛マンガミュージアム・学芸員の應矢氏が綴っているのですが、この構成がめちゃ広報誌(笑)。 どこか抜けきらないデザインというか構成にひっぱられてしまいます。 とそのようなことはこっちに置いておき、本書ですが、見開きではなく、本当の1ページにそれぞれの妖怪にまつわる話を漫画という形にして掲載されています。 そのため、妖怪が出てくる、出てくる。 妖怪話よりも見開き1ページに示されている「平安時代 人と妖怪の相関図」が何よりも面白い。 「光る君へ」で出家してしまった花山天皇の後に、天皇に付いた一乗天皇が坂田金時に鬼退治を命令したということが書かれてあったり、人魚に呪いをかけられた醍醐天皇だったり、平将門の娘、滝夜叉姫が妖怪師だったりと、平安の都でこんな結びつきがあったのかと思うと妄想が広がっていきます。 まぁそれにしても妖怪の話をどれも1ページにきちんとまとめたなーと感心しかありませんでした。 これらの妖怪たちがおもむろに令和のこの時期に表れたら、京都はどんな感じになるんだろうとそんなことばかり思ってしまいました(笑)。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月17日 07時00分12秒
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