カテゴリ:カテゴリ未分類
帰省3日目。
この日は朝実家を後にして、「松笠観音寺奥之院」へ。 この近くにある峠道は大学に通学する際原付で何度も通った道です。 松笠観音寺奥之院は松笠山の中腹にあります。 駅近くのコインパーキングに車を置いて(妹が帯同してくれました。彼女は元登山部)、その方向に向かいます。 参道のスタート地点にあるのが、龍泉寺観音堂(琴比羅神社)。 完全に神仏習合であることがここから分かります。 この本堂の右横に階段があり、そこを上がっていくと、ほどなくして! どうよ、これ。 琴比羅神社。 お滝の上には磐座って聖域と言うかこの場全体が神域。 これだけの面積を誇る(画像の更に左右には巨石や岩壁でぐるりと囲まれている状態)神域にどっぷり浸れる神社というのはなかなか他にはないです(私の経験値の中でですが)。 明らかに自然崇拝が起点となっている場所です。 これはお滝の上から下を見たところ。 左の巨石の上部が右。 大きすぎて頂点に上ることは不可でした。 これだけの巨石に囲まれると圧巻です。 そりゃ古代の人は崇めたくなるって。 この場所にどれだけの時間浸ってしまったことか。 浸りすぎて帰りの新幹線の時間のことをうっかり忘れてしまって、我に返って目指す「松笠観音寺奥之院」へ。 ←本堂。 しかし、私の目指すべき建物は実はこれではない(なんて失礼な)。 その建物がこちら! 結果的にはこの画像にある二つの建物共に目的の建築物となりました。 手前のはその片鱗が見えているんですけどね。 ←稲生神社(裏側) ←龍頭観音堂 共に懸造りです。 建物ではありませんが、こちらには磐座っぽいものも(三鬼権現跡・火災で焼失。右が現在本堂横に移築された三鬼権現の祠)。 石鎚権現も祀られています。 そして、八畳岩。 恐らくかつての行場だったのではと推測します。 と、丁度奥之院にお寺の方がいらっしゃったので、あれこれとこのお寺についてお話を伺いました。 古代は巨石信仰だったこと、その後はなんと!!!! 大峯信仰のお寺だったのですよ、これが! 思わずはしゃいじゃいましたよ♪♪♪ 大峯とは思いませんでしたが、修験道に関係はあるんだろうなとこれだけ揃えば想像はしていましたが。 もうねーーー、はい、十分です。 しかも、広島市にはあと2つ大峯信仰のお寺があることを教えてもらい、松笠山山頂まで上がった後、急遽そちらの1つにもお参りに行きました。 それが、不動院。 ←楼門(重文) ←金堂(国宝) そして、共に被爆建物。 こちらのお寺は太田川の西側の平坦な地にあるのですが、ちょうど爆心地側(南側)に山があり、それが爆風からお寺を守ってくれたようです。 広島市内の建築物はことごとく原爆により倒壊していますので(広島城だって、原爆にやられなければ天守が現存する国宝でした)、とても貴重な建物です。 お寺の方にお話を伺えればなーーと思ったのですが(もちろん、大峯のこと)、どこにも見当たらずそちらは断念。 しかしです、仏さまは見放していませんでした! じゃーーーーん!!! お寺に茶室があり、これが懸造り。 これは完全にノーマーク。 もう鼻の下が下がりっぱなし(笑)。 というわけで、駆け足になりましたが、この日のお散歩を終えて、新幹線に乗り込んだのでした。 帰りはA席でズムスタを眺めながら帰還でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月22日 06時44分26秒
コメント(0) | コメントを書く |
|