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天久シリーズも新作に追いつかなくなってきている!
取り急ぎ、『羅針盤の殺意』。 3つの短編が連作になっています。 メインは鷹央の恩師である氷魚先生の亡くなった原因を探るというものですが、各短編での事件もしっかりとしたものとなっています。 いつもと同じ感想になってしまいますが、世の中には、いや人体には己の知らない病がてんこ盛りで潜んでいることを本書によって知ることとなります。 しかも、普段は何ともない人体が、外部からの刺激によって病気を発症するということも。 そんな内容も今回は含まれているのですが、ありゃ、現実の世の中でも今、とあるサプリメントで入院しなければならないほどの病気になってしまう事故なのか、事件なのかが起きています。 この事故に関して、最初に原因を特定したドクターは鷹央のように統括診断部のドクターだったのでしょうか。 それとも鷹央のように驚異的な医学知識を持っていらっしゃったのでしょうか。 どちらにしろ、ただただ頭が下がります。 と同時に、私も実は薬の副作用にて、一般的には起こらない症状が出て、大学病院で検査。 現在も継続して定期的に通院しています(ドクターが大学病院を辞められたので、ドクターの古人クリニックに転院しましたが)。 薬の副作用と分かったのは、私の症状が体のどのような状況で起こるかということが分かってからの話で、まずそこに至るまでに1か月以上かかりました。 そして、その状況になるのは、なぜなのか……これがこの時の症状が起こった部位とは関係のないところで処方されて飲んでいた薬。 これを処方してくれていたドクターにも事情を話したのですが、理論上はありえても、実際にそのような副作用が起こった患者は私が初めてだということでした。 という訳で、私の場合は本当にレアなケース。 おそらく99.9999……%の人が起こることのない反応であると同時に、副作用の確率は0ではないということを示してもくれています。 話がそれていきましたが、これに関してはドクターが現在飲んでいる全ての薬に関して教えろということで頓服で飲んでいるものまで洗いざらい検証してくれた結果でした。 私の場合、それでも薬でしたので、体に出てくる具体的な症状と一致するものはすぐに見つかったのですが、これがサプリメントとなると、1つどころかそれ以上のハードルがあったと思います。 とまぁ、読んだ作品と現実の世界がタイムリーと言ってよいのかどうなのか、重なってしまったわけです。 それから保護猫活動による事件もありました。 これもまた私自身、保護猫活動にも少しだけお手伝いさせてもらっているので、このようなこともあるのかという知識を得ることができました。 相変わらず鷹央ははちゃめちゃなのですが、それでも巻を重ねるごとに人間味あふれてきて、環境というのは大切だなと鷹央を通して思うのでした。 天久シリーズの最新刊も早く読まなければ! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月27日 06時36分03秒
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