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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2024年05月14日
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タイトル『​怖い仏像​』は購買意欲をそそるためのタイトルで、実際はかなり真面目な内容です。




カラーでその仏像の画像ががんがん掲載されていますが、それについての説明もしっかりされています。
まぁ、タイトルがタイトルですので、「怖い仏像とは何か?」という定義から始まります。
そして、その定義が終わった後はここの仏像へと内容は切り替わっていくのですが、その筆頭にきたのが、金峯山寺の蔵王権現でした。

役行者推しの私としてはまっさきにこれと取り上げられたというのは嬉しいことではありますが、全くの予想外でした。
というのも、「怖い仏像とは何か?」というところでは、まず明王が挙げられ、そして守護神、最後の「その他」として蔵王権現をはじめとする仏像という並びになっていたからです。

ただ、蔵王権現を筆頭に取り上げた理由が分からなくもないです。
その1つが蔵王権現には物語性があるということ、「でかい」ということがいちばんの理由かと思います。
しかも3体も。
いちばん高いものは約7m30㎝。
低くても約5m90㎝。
何度も拝観していますが、その度に圧倒されます。
東大寺の大仏は座ってこの座ってこの位ですので、立ってしまったら蔵王権現は負けてしまいますが、何せあちらは微笑むとまではいきませんが、怒っていらっしゃるお顔ではない。
こちらは憤怒な顔ですので、それだけで圧を感じてしまいます。
しかも立って前のめり。
何度も書いていますが、観光で構いませんのでこれは一度拝観してもらいたい。

それから、本書には円空仏も採り上げられています。
「怖い」なのに、なぜ円空仏なのかというところですが、ここでの円空仏は怒っている仏像の筆頭と言っても過言ではない金剛力士像が何故か微笑んでいるということで採り上げられているわけです。
これだけではなく、他2体も掲載されています。

で、最後は仏像でもなんでもない即身仏まで掲載しています。
もはや、即身仏も仏像と言っても過言ではないのかもしれませんけど。

「怖い」と言ってしまえばそれまでですが、様々な仏像がどのような背景で彫られるようになったかなど、とても興味を引くように説明されていて、食い入るように読んでしまいました。


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最終更新日  2024年05月14日 06時28分07秒
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