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非電化工房 弟子入り日記

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2010年03月10日
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カテゴリ:師曰く・・・
師曰く、
「民主党がすすめる原発技術の輸出はトテモ残念なこと。」
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師匠は原子力発電の最近の動きには大変憂慮されています。
このごろは二酸化炭素削減の切り札ともいわんばかりに
世界中が原子力発電に偏り始めている感じがしますね。

政権交代した民主党は二酸化炭素排出の大幅削減を掲げ、
原発の推進、その技術の海外への輸出を進めています。
輸出する「原発の技術」、これがどこまでをさすのか
分かりませんが、ついこの間九州電力の玄海原子力発電所
3号機でプルサーマルの商業運転が開始されました。
プルサーマルは通常のウランに使用済み核燃料から抽出した
プルトニウムを1割加えています。
プルトニウムは原爆の材料になるものですね。

本来の「核燃料サイクル」は高速増殖炉「もんじゅ」で
プルトニウムから投入量以上のプルトニウムが不思議な
ことに出てくるというもので、これを燃料に使えば
夢のサイクルができる、というものだったようですが
ご存知のとおりの事故で頓挫しています。

プルトニウムは前述のように原爆の材料なので国際的に
余剰分を持たないことになっているそうで、そうすると
再処理して抽出しちゃったたら使うしかないわけで。
そういうわけでプルサーマル。
あと40年は高速増殖炉は稼動しないようですし。
むむう、なんだか原子力と心中する感じですな・・・

まあ、それはいいとして国内の原子力関連メーカーは
今やっきになって海外への売込みをしているわけなんですけど
プルサーマルを軸とする日本の考え方がそのまま
輸出されるといろんな国でプルトニウムができちゃう
可能性はないのでしょうかねぇ・・・。
心配。
僕は原子力のことはまだ良く分かっていないのですけど、
ここのところは師匠もだいぶ危惧しているようです。

最近になって脱原発を決めていたドイツやスウェーデン
でも脱原発政策の見直しがされるようになってきました。
世界はやはり原子力を選ぶのでしょうか・・・

いずれにしてもドイツやスウェーデンでは一度は市民が
原発にNOをつきつけて政府を動かしてきた経緯があります。
その点では僕も含めて日本では世論がまだきっちり形成
されないまま産業界と政治家の思惑で進められているような
感じがします。
まずはよく「知ること」、そして「考えること」
その意見を互いに「表現」し、市民が「つながる」こと。
これが大事なんじゃないかと思いますね。
こうしてできた「市民のチカラ」が世の中を動かして
いくのだと思います

2010/3/10 TAKE





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最終更新日  2010年03月10日 19時53分45秒
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