東北楽天は14日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉を行い、6選手と来季の契約を結んだ。先発の一角を担った菊池保則投手は700万円アップの1900万円でサインした。
中継ぎとして自己最多の60試合に登板した武藤好貴投手は550万円増の1500万円で更改。「50試合目以降は防御率が悪くなった。決め球を磨き、バテないようにしたい」とさらなる飛躍を誓った。美馬学投手は200万円減の3500万円。8月に右肘を故障するまでに16試合に登板し、3勝7敗、防御率3.44だった。「自信を取り戻せた。来季こそは1年間ローテーションを守る」と前向きに語った。
牧田明久外野手は200万円減の2700万円。規定打席未満ながら自身初めて打率3割台をマークしただけに「(左太もも裏の)けがで離脱したのは悔いが残る」と渋い表情だった。
金刃憲人、長谷部康平両投手は共に400万円のダウン提示を受け入れた。金刃は「来季はワンポイントではなく、左右関係なく1イニングを投げたい」と訴えた。3試合の登板にとどまった長谷部は「先発か中継ぎか役割がはっきりせず、中途半端だった」と悔やんだ。(金額は推定)(河北新報)