育てているのは未来です

 

　今日は職員の健康診断だったので、午前中は病院へ。その後、家内の免許更新で運転免許センターに行き、あいちゃんやお父さんお母さんと思わぬ遭遇をしました。あいちゃんは「なんでここに・・・」みたいな顔で、しばらくまじまじと私の顔を見ていました。それから三津で園の買い物をして、道後聖墓園に行きました。

　今日は、私が若いころたいへんお世話になったクリスチャンのお医者さんの命日で、奥さまも去年、１０１歳で同じ２月に亡くなられました。車を運転して、ご夫婦と一緒に墓地を見に来た時から、もう４５年くらいたったでしょうか。遠くに見える瀬戸内海の風景を気に入り、ここに墓地を決められました。「君も隣をどうかね？」と言われましたが、まだ２０代の私には現実感がなく、お金もなかったのでそういうことにはなりませんでした。

　先生が亡くなった後、奥さんがお元気な間は、たびたび車を運転してお墓参りにも来ました。でも、それももう遠い昔の話です。私の二人の娘が成人する頃、それぞれにミキモトパールのネックレスをいただきました。まるで孫のことを心配するように、いろいろと気にかけていただき、本当に感謝です。その娘たちも４０歳を越え、私も歳をとりました。

　先に来られた人の花が寒さのせいか少し傷んでいたので、それを整えて持参の花を一緒に飾り手を合わせました。光陰矢のごとし。墓地から見える海の風景は昔と変わりませんが、振り返れば人生はひとときの夢のようでもあります。神様の御導きに感謝。人の愛に感謝です。