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テーマ:鉄道(21869)
カテゴリ:写真で旅行
自粛生活で銚子電鉄の乗車券売上が1日1万円に行かないとかそんな話を聞きます。別に出歩いちゃいけないわけじゃないので、感染症病法で規制されないのであれば、あくまで自粛したいときは自粛、出歩きたいときは出歩く、で良いはずです。
そんなわけで、銚子電鉄に初めて乗ったときの話。2006年8月23日。青春18きっぷで行ったような気がします。E217系と113系を乗り継いで銚子へ。案内人は、今や銚子電鉄の薄い本で有名な「中野かずさ」氏です。詳しくは「よくわかったつもりに慣れる銚子電鉄」という分厚くなってしまっている薄い本をお買い上げください。 あと同行者が1名居ましたが、大人になって迷惑撒き散らしてみんなに嫌われて消えていった人で、今何してんだ? さて、当時は東北、高崎線に211系グリーン組み込み怪編成が登場し、東海道線にE231系が投入され、余剰になった211系が房総地区に入ってきた頃ですね。 というわけで113系と211系。銚子駅です。左奥の法が銚子電鉄の銚子駅。親会社である建設会社が好き放題やった駅舎が経ってます。 この日の運行は801。元伊予鉄道の両運転台電車。2010年頃に廃車となりましたが、終点の外川駅側線で保存というか、放置というか、まだあるようです。 銚子駅からちょっと歩いたところにある仲ノ町駅。ヤマサ工場のすぐ近くにあり醤油の香りが漂います。駅ですけど、銚子電鉄の本社です。駅舎の中に見える水色の車両は、トロッコ澪つくし、ですな。 さて、入場券を買って係員に声をかければ車庫に入れるとのことで、入ってみます。 当時の主力車両の1000型。営団地下鉄から改造して日立電鉄に行くはずが、日立電鉄がやっぱいらない、ということとなって銚子電鉄に流れてっきたそうです。車体は営団地下鉄ですが、台車だけ小田急のFS台車を履いています。アダプタがついています。連結器は密着連結器ですが、1000型以外は自動連結器なので、アダプタを取り付けたまま走ってます。 こちらの電車は元鶴見臨港鉄道から国有化されて、モハ115として活躍していた電車。銚子電鉄にやってきて301とされて活躍していましたが、この頃はほとんど事業用車みたいな感じでした。ヘッドマークには工務店社長モチーフのゴリラ「アルカッポレ」が描かれていたはずです。マフィア王なので悪徳工務店社長は…… この後、架線点検車両に改造されたのを1度確認しましたが、現在は解体され、D型イコライザが特徴的な台車だけが残存しています。 なお、お金が無いので解体後に何でもかんでも売ってしまったので、末期に使っていた制輪子は我が家にありますwww 何に使うのwwwww 「澪つくし」として運転されていたトロッコ列車。元ワム80000。木製の椅子とテーブルを取り付けた貨車代用の旅客車的なもの。貨車なので電源がありませんので、車販が乗ってもクーラーボックス販売でした。平然と普通の列車に連結しており、しかも銚子駅で機回しができないため、上り列車が仲ノ町に到着すると、後部に車両を連結し、前後の運転士によるアナログな協調運転で銚子まで運転し、折り返してまた協調運転で仲ノ町まで行って、後ろの車両を切り離すということを延々と繰り返していました。 電気機関車デキ3。アルゲマイネ社(ドイツ)で製造された機関車。最近になって1922年製と判明。宇部の炭鉱で活躍した後に銚子電鉄へやってきた。デキ3といつから呼ばれているのかもよくわからない。とにかくよくわからないことが多い機関車。修理もよくわからないので、中身の大半が日本製に置き換わっているらしい。当時は写真のビューゲルを装備していましたが、後にトロリーポールに変更。一応貨物や客車を牽引もしていたようですが、たった3mちょっとの機関車。パワーがないのは目に見えていてほとんど使用されていません。現在も一応、現役のようです。 車庫を一通り見たので、一気に終点の外川駅に行きました。外川駅は昔のままの駅。マフィア社長が「客は犬吠で降りんだから、犬吠の先の外川なんてどーでもいい!!」と昔のまま放置したけっか、何の皮肉なのかう「昔のままで良い」と逆に人気で取り上げられるようになってます。近所には漁港と寿司屋しかありません。が、後日行った「治ろう屋」という寿司屋の玉子焼き(伊達巻)がすごかったので食べてみてほしいです。 はい、マフィア社長がこだわった犬吠駅です。畑の中に突然現れるポルトガル風西洋建築です。外に出ると、引退した500型という小さな電車と、相模鉄道からやってきた元国鉄と思われる電車を使ったレストランの成れの果てがダルマ鎮座しておりまして、なんでしょう。ここ。 今はスポンサーが駅ごとについて、マフィア王が造るだけ造って朽ちるがままの駅は整備され、ダルマ車両も消えてしまったようです。 犬吠埼灯台です。灯台技師として日本で活躍したブラントンの設計で、レンガ造りの灯台で、このレンガは初の完全日本製。強度に不安があったのか、通常よりも重くレンガを詰む二重構造になっているらしい。レンガ造りの構造物としては日本で二番目に高い(一位は同じくブラントン設計の尻屋崎灯台)31メートル台。海面から51メートルの高さで、大海に大きく突き出し、かつ南北の海流がぶつかり、海流が複雑、かつ浅瀬が多い銚子沖において、重要施設となっています。 また、全国で16箇所ある「登れる灯台」ですので、登ってみます。銚子の外れ、犬吠埼、を見ます。ちなみに「銚子の外れ、犬吠埼」ってカラオケで合いの手を入れると「銚子(調子)の外れ」ということで「音痴!」っていう野次ですのでやめましょう。(何情報) 視界360度。地球が丸く見えます。登れる灯台は全国に現在16基あります。行ってみてください。 なんか旅行記というより解説みたいになってしまいましたので、この後キャベツ畑で撮影とかしてましたが、これで終わりたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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