うるう秒
2006年年1月1日 9時に「うるう秒」があります。うるう秒ご存知ですか?正確には、2006年1月1日午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「午前8時59分60秒」が挿入されます。つまり1分間が61秒になるんですね。この結果、普段私たちが使っているパソコンが1秒進むことになります。1972年に1回目が実施されて、今回で23回目です。過去のうるう秒は全てマイナスは無く、プラス(挿入)ですから、過去トータルすると22秒が挿入されています。(わ~、1回目は約36年前になるんですね。)秒を無視して人生を何年生きた、という表現にしてしまうと、1秒が見えなくなってしまうので人生が22秒短くなってしまいます。(タバコ一本分?)パソコンの時刻は、NTP(ネットワークタイムプロトコル)サービス等を受けている場合は調整不要ですが、普通の方は何もしていないでしょうから、時刻合わせが必要になります。しかし、Windowsの場合、正確に時刻をあわせることは仕組み上難しいようで、実際なかなか正確に時刻合わせはできません。ですから1秒くらい狂っても気にしなくてもいいと思います。(まあ、気にする人は少ないでしょう。)でも、パソコンを購入して一度も時刻合わせをしていない方は、これを機会に時刻調整をおすすめします。なぜって、時刻が大きく狂っていると、メールの着信時刻で、相手の方のパソコンとの時刻のずれで、表示が前後する場合がありますから注意が必要です。すぐにメールで返事を出したのに、後になって見ると遅れて返事したようにみえる場合があるのです。<Windowsパソコンの時刻の合わせ方>1.画面右下にある時刻を右クリックします。2.表示される中から、「日付と時刻の調整」を左クリックします。3.表示された時刻を上書きして、OKを左クリックします。10年以上前になるでしょうか。数百万円もするコンピュータを某社に導入した時に、数年間使ったコンピュータの時刻が狂っていたことについてお客様から「今時の腕時計は1万円も出せば立派なものが買えて時刻も正確なのに、何百万円もするコンピュータの時刻がこんなに不正確でいいのか」ってお叱りの言葉を頂いたことがあります。「腕時計とコンピュータをつないで時刻を自動で調整すればいのに・・」とまで言われた事を思い出しました。そういえば、2000年問題のときは年末年始を返上して当番で問い合わせ対応をしましたが、あれも懐かしい思い出です。フリーソフトで時刻合わせソフトもありますが、どうしても必要な方以外はパソコンにソフトを入れるのはなるべく我慢しましょう。時刻合わせソフトに限らず全てのソフトに言える事ですが、ソフトを入れるとパソコンの動きが遅くなる可能性がありますから。Google や Yahoo の検索で「うるう秒」を入れるとたくさんのうるう秒に関するQ&Aのホ-ムページが出てきます。検索するのは面倒だけどうるう秒を知りたいという方は下記のURLをクリックしてください。(総務省 独立行政法人 情報通信研究機構 のホームページです。)http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050907_2.html(平成17年9月7日)で、もっと興味があるのが下のURLです。日本標準時を表示するページです。自分のパソコンが何秒(何分?)進んでいるか、遅れているか、わかります。http://www2.nict.go.jp/cgi-bin/JST.plこの画面の「日本標準時を表示するページ (Java script版)へ→」をクリックしてください。幸い、私のパソコンは1秒以内の狂いでした。 ひこ星ネットワーク