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2019年05月08日
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カテゴリ:□展
高校時代のクラスメート3人で、珍しい作品展に行ってきました。
東京富士美術館で開催中の「サムライ・ダンディズム 刀と印籠 ─ 武士のこだわり」と称する企画展です。

刀は20点(刀の数え方ってフリって言うんですってね)だけでしたが印籠は驚くなかれ235点という見応えで、いうなれば印籠展です。
連休明けということもあるし、展示品が特殊なものだからでしょうが、とっても空いていて心行くまで間近でゆっくり鑑賞できました。
もっとも印籠は小さい細密画の如しなので、接近しないと何が描かれているのやらわからないから、混んでいたら楽しめなかったでしょうね。

刀は古いものでは平安時代後期や鎌倉時代とあるものもあったのですが、行き届いた管理のたまものでしょうけど、今出来上がったみたいにピッカピカに光り輝いて、千年も前のものとは信じられない美しさ!でした。
でも私は見る前から刀にはあまり関心がなくて、印籠はチラシの写真だけでも、その素晴らしさが想像できたので、主に印籠を見てきました。

印籠と言えば、水戸黄門のテレビドラマシーンが連想されるし、自分でも↑こういうおもちゃみたいのを持っていて(お祭り衣装の付属品)、ひも付き&蓋付きの四角い入れ物くらいに思っていたのですが、実際にはあんな小さなものなのに、二段、三段、多いものだと6段にも分かれるようにできていて、びっくりでした。
その上、蒔絵螺鈿で細やかな絵が描かれていたり、全面に彫り物で細かい細工がなされてあったりと細密画の芸術作品を200点ほども観たようでした。花や鳥、干支などの動物の絵が多いので、どこかに猫がいないかといつものように猫探しをしたけれど、一匹も見つかりませんでした。

印籠には根付がセットになっていますから、それもそれぞれ趣向が凝らされた一つの芸術作品ですね。根付は携帯ストラップの起源という説もあると、書いてあるのを読んだことがありますが、印籠の根付はただの飾りだけではなくて帯に挟んだ時のストッパーの役目を果たしていたので、大きさもあるから存在感があり、印籠との組み合わせの意味など、いろいろ考えさせられ面白かったです。根付ではひとつ猫ではなかろうかと思われるのがあったのですが、作品の説明書きは印籠の事だけだったので、確かな確信が持てず心残りにゃり・・・・。にゃはは

順路の最後にあった螺鈿細工の数点の澄んだコバルトブルーの光りが印象的でした。あんな綺麗なブルーに光る貝があるなんて!。
当時、こうした印籠がいくらくらいだったのかは全くわかりませんけど、誰にでも作れるものではないし、一つ作るのに相当な日数を要するのは想像できるので、かなり高価なものだったことでしょうね。日々身につける小物に相当なこだわりを持っていたからこそ、何百年後まで残り我々も目にすることができたわけでサムライダンディズムというタイトルに納得でした。

連休はどこにも出かけずひきこもっていましたけど、普段に戻った静かな日に、ゆったりとここちよい時間を過ごせたシアワセに感謝。
「サムライ・ダンディズム 刀と印籠 ─ 武士のこだわり」は東京富士美術館で6月30日まで開催中。

※東京富士美術館HP
https://www.fujibi.or.jp/





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最終更新日  2019年05月09日 22時53分30秒
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