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2024年05月31日
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カテゴリ:□展


9年前娘に誘われて行った画鬼暁斎展で初めて出会って魅せられた河鍋暁斎の作品が観られるらしいと知って、本日のお散歩コースにまた丸の内仲通りをチョイス。
目指すは明治安田生命ビル(丸の内 MY PLAZA)内の静嘉堂文庫美術館で開催中の「画鬼河鍋暁斎×鬼才松浦武四郎」です。

このビル昨年12月にクリスマスツリーを見にきましたが、見上げると天井部分がガラスになっているところがあるし、一階は吹き抜けで、とても広々、開放的です。

仲通りから入って左手奥にある「明治生命館(国の重要文化財)」の一階に美術館の入口が。

チケットを買って入ると吹き抜けのロビー(ホワイエ)の周りに4つの展示室がぐるりと囲むようにあります。

松浦武四郎さんはお名前すら存じ上げませんでしたが、明治時代の探検家とでも言えばよいのでしょうか。鬼才とあるように多才で活動的な魅力ある人物だったようで、蝦夷地を探索して北海道の詳しい地図を作り、北海道という名前の名付け親だとか。
生誕地三重県松阪市に松浦武四郎記念館があるようです。
おもに三菱財閥の公益財団法人静嘉堂と松浦武四郎記念館所蔵品90点余りが展示されていました。

メインはチラシにもある通り、河鍋暁斎の描いた「武四郎涅槃図」です。

登場人物盛り沢山の上、武四郎さんのコレクションの数々、大好きな生き物も一杯描き込まれて(猫もいま~っす)、楽しくて見応えたっぷりの大作で、そこに描かれたコレクションの実物が同じコーナーに展示されているのが面白いです。

涅槃図に描かれてあるものの一部

制作年1886とあるので、亡くなる2年前にご本人が河鍋暁斎さんに依頼したものということでしょうね。

画中の松の木に巾着袋のようなのがひっかかっているのですが、その実物がこちら↓。

仕覆 蒔絵鏡筥 中にはこの首飾りが入っているらしい。

愛用品で涅槃図でも首にかけているネックレス(大首飾りとありました)。

私が個人的に一番惹かれたのは武四郎さんが日々ステッキ代わりにご愛用なさったという洋傘です。ブルー地に白い布が縫い付けられ、そこにあるドクロの絵は河鍋暁斎さんが描かれたものだそう。

骸骨図縫付傘

いっぱいに開いたら、破けそうな生地の古さ、留め具に普通の二つ穴ボタンがついていたり、縫物好きとしては手縫いの糸目に心惹かれました。(傘ながら重要文化財だそうです。)

河鍋暁斎作品はこのほか全部で7点ありました。
静嘉堂文庫美術館はワンフロアでバリアフリーのとても見て回りやすいミュージアムでした。(展示室4以外は撮影OK)

さぁて、まだ早いからお買い物でもして帰ります。

この時期の丸の内仲通りはグリーン一色なのね。(ハンギングフラワーはなし)
これもまたいいかんじ。♪


※静嘉堂文庫美術館公式サイト
https://www.seikado.or.jp/





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最終更新日  2024年06月02日 22時46分14秒
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