カテゴリ:性教育/性球儀
537 【んー、しいたけ合計七つなのね】
★ 2002/02/22(Fri) 12:43 ◇ さん 子どものジェンダー(思考における性別)は、産まれた後ではなく、母親のお腹にいるときに決まってしまうものなんですよね。母体のホルモン分泌のバランスが崩れると、脳を形成する過程で、性染色体の情報とそぐわない脳のシステムをもった胎児が出来あがる。単純に「男」「女」という区分けに基づいて分類をするならば、産まれてくる赤ちゃんのタイプは以下のように分かれるんですよ。 1……性染色体♂・ジェンダー♂ 2……性染色体♀・ジェンダー♀ 3……性染色体♂・ジェンダー♀ 4……性染色体♀・ジェンダー♂ 5……性染色体♂♀・ジェンダー♂ 6……性染色体♂♀・ジェンダー♀ 7……性染色体♂・ジェンダーユニセックス 8……性染色体♀・ジェンダーユニセックス 9……性染色体♂♀・ジェンダーユニセックス 10……性染色体♂・ジェンダー♂♀ 11……性染色体♀・ジェンダー♂♀ 12……性染色体♂♀・ジェンダー♂♀ ジェンダーというのは、あくまでも本人が認識する「脳のシステムに基づく思考的性別」ですから、これに「どういう相手をどういう風に好きになるか」という「セクシュアリティ」が加われば、さらに分類は細かくなります。また、ジェンダー上の異端者であるユニセックス(中性)、アンドロギュヌス(両性具有♂♀)に関しても、明確に一つのジェンダーとして独立しているのではなく、グラデーションを形成しているので、先にあげたのは、もっとも簡便な分類法です。 具体例をあげれば「おすぎとピーコ」は7のタイプ。「カルーセル麻紀」は3のタイプです。HIVで他界したロック・ハドソンなんかは1のタイプでセクシュアリティがノンヘテロ(同じジェンダーの相手を求める)になるのでしょうね。セクシュアリティに関しては思春期が過ぎるまでは確定できないという問題があるのですが、ジェンダーに関しては、自我が確立する頃にはすでに判別できます。自分が産んだ子どものジェンダーを把握するのは親の義務だと思うのですが、皆さんのお子さんは12分類のどのタイプなのでせうね……。ちなみに私は7のタイプでございます。 「そんなことをしているとおかまになる」という発言ですけれど、私の経験から言うならば、逆っす(これは別にあひるさんのお子さんがジェンダー♀と決め付けているわけではないのでご注意を)。先天的特質に基づくジェンダーが♀であれば、性染色体の情報がXYの♂だったとしても、一般に言われる女性的な行動をとります。私は周りの幼馴染が泥だらけで遊んでいる間、ババロアとかクッキーとか作ってうまく出来たと喜んだりしてました(料理を行うことがジェンダーをあらわすと言う意味ではなく、単に、当時、「女性的役割」という思いこみも含めて料理に興味を持っていたということ)。ままごとだってお手のもの。しかし父親役は駄目でした。 つまり、ままごとにしてもピンクが好きと言いきることに関しても、子どもが成長し、自我――先天的な個性が芽吹いてきたと言うことなので、元来は喜ばしいことだと思うのですが、たいていのトランスジェンダー(性染色体の性別と思考的性別に差異があるセクシュアルマイノリティ)は、この時点で「やめんさい」と抑圧されて、かなりのトラウマを受けて一生引きずることになります。 「そんなことしているとおかまになる」という発言は、私の中では「フランスパンばっかり食べているとフランス人になるよっっ!」と同等のお馬鹿な言葉なのですが、それを真顔で言いきって何の疑問ももたない人間のほうが圧倒的に多いんだから困ったもんで。 親なんだから、子どもを愛して見守ればそれでいいのにねー。 ◇ さん なんだったのでせうか、あの校長は(汗) 思い出すだけでもうんざり。いけてなかったしー。生徒からはアントニオ猪木と呼ばれていたのよ、ちなみに。 by お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 15, 2007 09:01:56 PM
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