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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:読書、本
新聞の書評欄でおもしろそうだった、竹田真砂子さんの新作『桂昌院 藤原宗子』
を3時間ほどで読了しました。それだけ読みやすい、ってコトですが 江戸時代、京都の公家二條家の用人の後妻の連れ子だった「玉」が、奉公した 六條家の姫、瀧子が、3代将軍家光の乳母、春日局の陰謀により、家光の側室と してお輿入れすることになった。 どうしても、届くことのできない瀧子の存在を疎ましく思うことで、 自分を正当化していた玉は、やがて、瀧子をさしおき、家光の側にあがり、 子供を産んだ。それが、後の五代将軍綱吉だ。実家も何も頼るところの無い 玉は、強烈な観音信仰だけを頼みに、ついに綱吉が将軍に上るのを見ることが できた。 先日の橘三千代といい、自分の才覚だけで、徳川家の将軍のご母堂にまで 上り詰めた宗子のすさまじいパワーを描いています。いやあ、凄いっす。 これだけパワフルだとね、凄いよ。 竹田さんも、色々な作品を手がけているので、これから、読みたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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