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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:読書、本
新聞の書評欄でおもしろそうだった、竹田真砂子さんの新作『桂昌院 藤原宗子』
を3時間ほどで読了しました。それだけ読みやすい、ってコトですが 江戸時代、京都の公家二條家の用人の後妻の連れ子だった「玉」が、奉公した 六條家の姫、瀧子が、3代将軍家光の乳母、春日局の陰謀により、家光の側室と してお輿入れすることになった。 どうしても、届くことのできない瀧子の存在を疎ましく思うことで、 自分を正当化していた玉は、やがて、瀧子をさしおき、家光の側にあがり、 子供を産んだ。それが、後の五代将軍綱吉だ。実家も何も頼るところの無い 玉は、強烈な観音信仰だけを頼みに、ついに綱吉が将軍に上るのを見ることが できた。 先日の橘三千代といい、自分の才覚だけで、徳川家の将軍のご母堂にまで 上り詰めた宗子のすさまじいパワーを描いています。いやあ、凄いっす。 これだけパワフルだとね、凄いよ。 竹田さんも、色々な作品を手がけているので、これから、読みたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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一応、毎回さっと目を通します。
何か面白そうな感じのものはないかな~といったところです。 しかし1冊の本を僅か3時間で読破してしまうなんて私なんかではとても考えられないです。 それだけ集中力も凄くあるということなのでしょうね。 ある意味kenkengさんのそのパワーにも感服させられます。 (2007.05.20 08:20:43)
3時間で読破~~、凄いですね。
kenkengさんの読書って物凄い高尚な内容の本ですね。私、気楽に読めるエッセイとか多くて・・^^;)。林真理子さんの本は小説などもほとんど読みましたが、あとは群よう子さん。エッセイはかなり笑えて(笑いが止まらないので)電車の中では読めません^^。 歴史もロマンですよね・・・。簡単なものから読んでみようかな。 (2007.05.20 20:42:20)
ジョン・クラークさん
いつも参考にしている書評欄があるので、その時だけ チェックを欠かしません。面白い本だと、2,3時間で読め ます。それだけ、テンポがあるわけです。 (2007.05.20 21:31:19)
mimoza5308さん
いえいえ~。どちらかというと、エッセイだと 物足りないのかもしれません。小さい頃は、松谷 みよ子さんとか、ローラ・インガルス・ワイルダーとかが大好き でした。歴史はずーっと好きでしたね。 (2007.05.20 21:32:27)
この本では読んでいませんが、大奥ものでは
メジャーな女性ですよね。犬将軍の母として こういった女性ではなかったのだろうか?と 当時や、後世の人は思いもするけど、実際のところ 本当の彼女はどんな人だったのかなんて よく思いもします。春日局とか、尼将軍とか・・・ (2007.05.21 07:47:10)
夢穂さん
なかなかおもしろい視点で描いています。強烈な 上昇志向と、どうしてもかなわない瀧子を蔑むことで アイデンティティーを確立させる、というのがね~、 おもしろかった。 (2007.05.21 09:52:42)
あれれ、またまた新しい作家さんですね。
ほんと、kenkengさんの読書パワー凄いですね~(◎0◎) そんなエネルギッシュなkenkengさんだから、パワフルな女性が 描かれた作品がピッタンコなのかも?^^ 題材になるほど、日本にもエネルギーたくさんの女性達が いたんだ、と思うと楽しいですよね♪ そうそう、梓澤要さんの「喜娘」読了しました! 平城京時代の裏側って、なじみがないだけに興味深く読めました。 でも、短編ばかりだったから、ちょっと物足りなかったかも。 次は長編にトライしてみまっす(^^)/ (2007.05.21 17:43:03)
ハーディ0117さん
そうなんです~。書評でおもしろそうだと、すぐ 飛びつく性分なんです。言われてみれば、強い女性を 描いた本が好きなのかもしれない。 あ、私、こんなに強くないって~!!!!凄いな~、と 思うばかりです。 (2007.05.21 21:32:02) |