会いたい人には
一緒に占いの仕事を1年ほどした先輩の訃報を、知りました。仕事をご一緒したのはかなり前ですが、その方は、ライターさんでもあり、学生時代から書かれたものを読んでいたので、ご一緒する前から、すでにあこがれの人でもありました。実際に初めて会った時は、まるでスターにでも会ったかのようにドキドキしたことを覚えています。仕事中でも、どこかどっしりとしたかなわないな、と思うところがあり、アドバイスもいくつかいただき、また、その人を見る目の正確さに、さすがだ...と思ったのでした。仕事が終わった後も、何年かして一度、ごあいさつに伺った折に、私の伺った意図を組んで、よくしてくださったり、人のサポートをこっちに気遣わせることなしに、できるすごい方でした。ああいう方ってなかなかいないのでは?と思います。先月から病気の治療に入られていましたが、普通におうちで療養されていて、ご自身でもそれを気楽な感じで書いてらっしゃったし、まだまだお若い方だったので、こんなに急に逝かれるとは全く思ってもなかったのが正直なところ。実は、訃報を聞く2日前に、「そういえば、先輩に何年もお会いしてないな。」と思いだしてはいたのです。ただ「いきなり理由もなく会いに行くっていうのも、お忙しいだろうし、失礼だろうか。」なんて考えた私。その時に連絡を取ったとしても、もうお会いできる状況ではなかったとは思うけど、やはり、もう一度、あのどっしりとした安心するような、そして、どこか見透かされているようで、ちょっとコワいまなざしの先輩の前に立って、一言二言でも、お話してみたかったな。「132cafeさんは、その場のことしか考えてないでしょ。もっと長いスパンで考えないとね。」ってまた言われてたんだろうな。やっぱり、会いたい人には、今すぐ会いにいこう。「会う理由がないから」とか、「忙しいだろうから」なんて考えている暇はないですね。先輩のご冥福をお祈りいたします。