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テーマ:今日聴いた音楽(73704)
カテゴリ:コンサート・観劇
『今年最後の演奏会は大好きなマーラーにしよう!』と決めていたわけではないのですが、結果的にそうなりました。
ダニエレ・ガッティ指揮、フランス国立管弦楽団によるマーラー9番です。 ただし、その後思い立って母に年末に行われる『第9』のコンサートをプレゼントすることにしてしまったので、正確に言うと「ドイツでの今年最後のコンサート」ですが。 私がマーラーの交響曲で一番好きなのは3番なのですが、最高傑作は9番という声が多いですね。 また、マーラーの作品の中で一番「死」を連想させるのがこの9番だと言われています。 日本で大震災が起きて、生と死について思いを馳せることの多かったこの年の最後にこの曲を聴くことになったのも、運命のいたずらというか、何か象徴的な感じです。 最近外出続きで疲れが溜まっていて、前半は時折眠気が襲ってきたりもしたのですが、4楽章を聴きながらまたしても涙ぐんでしまいました。 ガッティ氏はなんとこの長い交響曲を暗譜で振りました。 9番は人気もあるし、演奏する機会も比較的多いのだろうとは思いますが、驚きです。 今までそれほど大好きな指揮者というわけではなかったのですが、今夜の演奏で私の中ではかなり株が上がりました。 相変わらずちょっとうるさかった(振りながら声を出すので)んですけどね…。 でも、音楽に入り込んで、力が入って思わず声が出てしまうというのは理解できるので、許します。(<って自分、どれだけ上から目線なんでしょう~) 近いうちにガッティ氏が振るマーラーの3番を聴いてみたいものです。 今年の秋はあまりめぼしい公演がなく、例年よりも大分コンサートに行く機会が少なかったような気がします。 年内は12月27日にサントリーホールでNHK交響楽団の第9を聴き、来年はこのまま行くと1月29日のブダペスト祝祭管弦楽団で幕開けです。 来年も沢山の素晴らしい演奏に出会えますように お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月09日 02時37分05秒
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