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アントレプレナー塾長 「大人の探検隊日誌」 夢のソーシャル・アントレプレナー            

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2008.09.26
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カテゴリ:B級グルメ

学生時代に目黒に住んでいた。楽しみだったのがとんきのとんかつだ。

 

 そんなとんきのとんかつが無性に食べたくなった。

 

  二十数年振りで目黒のとんき本店に行った。妻は結婚前に連れていってもらって以来だという。

  相変わらずの気前のよいサービスに今更ながらに驚いた。

 ここの一階のカウンター席はちょっと見物である。コの字型の白木のカウンターが、直線で20メートルはある。席数も軽く40人は座れる。

  昔は名物おばあちゃんがいた。

入ってきた人に注文だけを聞く。ロースかヒレを答える。名前も聞かない。そして後ろの待合の空いている椅子にバラバラに座っていく。「えっ、順番はどうなるの?」と思うのであるが、ばらばらに座ったお客を、しっかり順番通りに空いたカウンターに誘導する。まさに芸術技であった。寸分の狂いもないし、無駄がない。

 その誘導役は、今回は初老のご主人に変わっていた。

ここの白木はいつ行っても真っ白に磨き上げられ清々しい。カウンター内の調理場の床の白木もちりひとつ落っこちていない。

さらに驚くのはここの店員が私語を話すのを聞いたことがない。皆、黙々ときびきび働いている。

 しかし、挨拶は元気がいい。席に座るとさっとおしぼりが出てくる。一人で来ている客が詰まらなそうにしていると、新聞二紙が差し出される。あくまでさり気なくだされるのである。

入口で頼んだロースとんかつが運ばれてくる。衣はカリカリ、中はジューシーである。うま味が閉じ込められているのだ。

 ここのキャベツがまた凄い。千切りどころでない。とっても細く万切りになっている。しかも山盛りである。あまりの美味しさにむしゃむしゃ食べていると、何も言わないのにキャベツのお代わりを盛ってくれる。また食べきると、もう一度さりげなく盛ってくれた。感激だ。

食べ終わるころを見計らって、熱いお茶がでてくる。お茶を飲んでホッとすると、何も言わずに楊枝お気が目の前に置かれる。何からなにまでこっちが頼む前に、さり気なくやってくれるのだ。

昔から驚いていることの一つは、若い従業員の肌の色である。

 健康的な薄ピンク色で頬はほんのり赤みがさしている。いわば、「健康的なこぶたちゃん」なのである。聞くところによるとご主人が新潟出身で、従業員は地元から金の卵を集団就職させるそうである。

久しぶりに気持ちのいいお店であった。また来たい。「商い」の原点を見せてもらった。








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Last updated  2008.09.26 06:20:51
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