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【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

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2017年10月22日
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カテゴリ:哲学
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その231・224冊目】
・紹介する本
・サノーさん一言コメント
「人が幸福という感覚を求めるのは、存在したいという願望があるから。心理学の角度から紐解く、学問としての幸福入門」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「誰でも、幸せになりたいと想っています。でも、幸せではないと、判断する役目をする人は、どこにいるのでしょうか?」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「幸せ」の実像を検討すること、「幸福という状態の確立と維持」は、人類にとって「永遠の課題」とも言える。
ウノーさん(以下ウ):存在意義に、直結してますからね。幾多の宗教、幾多の哲学、幾多の学問、幾多の科学も、ある意味、無数の人間、無数の先人たちが「幸福」を求めた結果と成果に過ぎないのかも知れません。
サ:いま、こうやって、PCで文章を書き、インターネットで発信する、この行動、この行為も、過去の、どこかの誰の幸福の追求により、成立している。
ウ:幸福について学ぶことは、存在を学ぶに等しいと、ずっと感じています。
サ:今回の本に書かれていることで、新しい発見は特になかった。
ウ:そうですか?経済的成功と幸福、人間関係、社会性と幸福については、確かに驚きはありませんでしたが、分かりやすい表現と確かな「証拠」で、理解を深め新しい気づきへと導いてくれる内容でしたよ。
サ:うーん、その「証拠」が、ウチにとって「問題」なんだ。例えば国別の「幸福度」を測定する際の数値は、様々な本でも登場するし、幸福を学問として捉える場合は、それが演繹にも帰納にも有効に利用される。
ウ:そりゃそうですよ。共通の客観性、共通の数値を用いることにより、異なる理論、異なる考察を紐づけて展開していくのが「研究」と呼ばれる行為なんですから。
サ:そのフローにおいて「幸福」というテーマは、数値化が難しいものだと考える。国別の幸福度は「調査」によるものだが、その結果が「幸福度」が可視化され、比較できるほど、「幸福」という感覚は、簡単なものではない。
ウ:「あなたはいま、幸福ですか?」という設問に対し、「幸福です」と回答した「人数の割合」によって、測定できるものではない、と言いたいのですね?
サ:それもある。が、誤解を恐れずに言うが、人間の存在原理において、「そもそも幸福ではない」という状況が成立するのだろうか?
ウ:うーん、それはこの本のテーマ、この本に書かれている内容とは関係ないので、今回は論じるべきではありません。それは、哲学や宗教における検討の「問い」です。
サ:それでは「学問」ではない。ジャンルという錯覚を乗り越え、あらゆる角度から「共通の問に対する回答」を検討し続ける行為が、学ぶという行為であり、考える葦としての存在理由だと思う。
ウ:どんどん、この本の紹介からは離れていっていますが、少なくともここに書かれた「幸福学」においては、ウチは「幸せ」であることが確認できたのは、価値あることです。
サ:この本を読むタイミングを間違えたんだな。前後に読んだ本の「幸福論」が強烈だったから、その感覚に引きずられたまま、読んでしまった。
ウ:でも、いい気分であることは間違いないです。こちらの紹介文を読んで「不快」に感じられた方は、この本、ほんとオススメです。
【了】
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最終更新日  2017年12月12日 10時42分53秒
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