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カテゴリ:ビジネス名著
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その253・246冊目】
・紹介する本
『ワンクリック・キャッシュ戦略』ブライアン・G・ジョンソン著
・サノーさん一言コメント 「インターネットマーケティングが、腐敗したレッドオーシャンでないことを知る」 【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント 「素晴らしいテクニックも、それを駆使する人の心から生じています。乱立するメソッドの迷宮から抜け出すための指南書です」 【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):硬軟のバランスがよい。ネットビジネスのメソッド本として、著者の築き上げたメソッドを惜しみなく表明している。 ウノーさん(以下ウ):マインドセットや動機などの「静的なノウハウ」と、Webのノウハウを駆使した「動的なノウハウ」どちらもしっかり学ぶことが出来ます。 サ:惜しむらくは『WordPress』が日本で一般的でない点か。 ウ:それは「ごく一部」なので、気にする必要はないと思います。自己分析、ニーズの検討からコンセブトの発見、コンテンツの制作を経て、誘導、集客、リスト化のプロセスは、ネットでなくても定石のマーケティングフローです。 サ:実は、この本に書かれている「ポイント」の多くは、ネットに限定されたものではない。自分の嗜好や能力と、他社への貢献を結び付け、ビジネスへと昇華させていくのは「リアル」の仕事となんら変わりがない。 ウ:でも、ネットだと「検索」という世界を支配する「システム」が存在しますが。 サ:それも「インターネット」に限定された話しではない。例えばスーパーのチラシの中から、自分の好きな商品を見つけることも「検索」という行為と相違ない。 ウ:しかも、その「行為」そのものが「インターネットからは離脱していく」という未来も待っています。 サ:「離脱」というよりは「変容」だと考える。「文字による先回りされた検索結果」ではなく、それぞれの感覚の違い、嗜好と思考の違いが、人工知能という「学習するデータの集合体」の存在により、進化していく過程にある。 ウ:それでも、現段階では「インターネットマーケティングを見捨てる」ことは、あり得ません。 サ:アフェリエイトを始めとする「黎明期だからこそ起きた奇跡」を、現在でも期待すること自体がナンセンスだが、変化が継続している現在では「新しい奇跡」は日々、世界のどこかで起こっている。 ウ:一番怖いのは、見ず知らずの人の「情報」だけで、それを「真理」や「真実」だと受け止め「行動」に結び付かないことです。 サ:特に「否定的な内容の説得力」は「肯定的な内容の説得力」より、強い求心力をもっている。誰かが、あるいは多くの人が「あれは、もう通用しない」「あれは、もう終わっている」という発信をしていたとしても、自分の頭で消化し、考えてみる必要がある。 ウ:かといって、頑なに「いばらの道」を突き進むことも、無駄です。結局は、自分の「選ぶ道」を、責任と共に歩むのが、最善かと。 【了】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月12日 10時30分10秒
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