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カテゴリ:自己啓発系
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その472・465冊目】 ・紹介する本 ・サノーさん一言コメント 「経済が世界を決めていく。関連しない物事をマネーが結び付けていく。大きな視野に立ち、現実を知ることの重要性」 【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント 「毎日使っているお金、これはどこから来て、どこに行くのでしょう。地球規模で考える、お金の使い方を学びます」 【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):この本が書かれて10年経つので、当時の見識や未来予測と、現在がどのように合致していて、どのように相違しているかを確認しながら読むのが面白い。 ウノーさん(以下ウ):預金金利については、この本で描かれた未来よりもはやく、ゼロになっちゃいましたね。 サ:感情と経済は深く結びつき、そのコントロールは「大きな組織」がやっている。だから、緊張と緩和を使い分けながら、社会と経済は「誘導」されていく。 ウ:金利の現状でわかるのは、現在は「緊張させ過ぎた結果」を修復しようとしている段階だということです。 サ:この本では、日本の状況から世界全体が一つの経済圏となりつつあることを指摘し、数々の思惑と、日々の経済活動が結び付いていることを示唆している。 ウ:銀行へ預けた普通預金で、銀行は日本の国債を買い、その10%で、アメリカの国債が買われています。 サ:そして、そしてその米国債の一部は、軍事費となり、世界で使用されているわけだ。 ウ:もちろん、それだけで預金が直接軍事に使われているということにはなりませんが、そういう「流れ」を意識することで「世界が変わる」のだということを教えてくれています。 サ:「フェアトレード」についても、それが必要な理由、それによって世界がどう変わるのかを教えてくれている。 ウ:コーヒーのトレードは分かりやすいので、様々な場所で引用されました。 サ:コーヒーの生産において起点となる「コーヒー農家」の取り分が1%以下というのは、誰が見ても「フェア」ではないからな。 ウ:でも、これ、10年経って改善したかといえば、そうでもないことに驚きます。 サ:気づきがあり、それを指摘する声が上がったとしても、そのシステムが構築されて200年経つなら、それが10年で、全く解消されるということはない。 ウ:でも、その意識をもつことによって「ミクロ経済」においての変化は確認できています。 サ:この本のテーマである「買い物はおカネを通じた投票」だという感覚を、日本人がもつのは、まだまだ先の話しとなりそうだが。 ウ:でも、「芽」が出て、それを育てようとしている人たちがいるのは事実です。 サ:では、今日も「投票」を始めようとするか。 ウ:ではまず、コンビニの募金箱に一票です。 【了】
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最終更新日
2018年06月20日 08時58分13秒
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