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久恒啓一

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北鎌倉から徒歩10分であじさい寺として有名な明月院に着く。あじさい寺に前に来たのはいつ頃だろうか、20代の前半のはずである。

明月院のある明月谷戸という地区には、詩人の尾崎喜八、作家の渋沢龍彦、同じく宮本百合子が住んでいた。

この明月院の手前に、風景画家、絵本作家の葉祥明によって建てられた美術館がある。。レンガ造りの洋館で木々に囲まれてとても雰囲気のいい美しく清潔な美術館だ。白を基調にした館内には、葉祥明が描いたやわらかい色調の水彩画や油彩画、デッサン、絵本の原画が展示されていて、女性の訪問者が多い。

葉祥明は1946年生まれだからまだ60歳を超えたところだが、46歳でこの美術館ができ、56歳で出身地の熊本県に葉祥明阿蘇高原絵本美術館を建てている。

「トスカーナの祈り--イタリア、光と風の旅」というテーマの風景画がとてもいい。地平線で大きく上下を分かち、木、羊、家、少女、教会、夕日、月などがそれぞれ小さく絵に描かれている。大きな自然の中で小さな人間や生物などが生きている姿は、淡い色づかいで、とても気持ちが安らぐ。

「人生とは何か」ということを研究することをライフワークと考えている葉祥明は、1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに、生き方と思想と仕事を一致させることを考えるようになる。古今東西のあらゆる分野の本を1000冊読み漁り到達した結論は、人間には肉体があって魂がある、死というものはなくて、むしろ生まれ変わりがある。そのことを絵本で伝えて行こうと決心して今に至る。

この人は詩も書くが、そういうバックボーンが色濃く出ているので、絵とは違って、好き嫌いがあるだろう。

 

 






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Last updated  2008/10/20 05:54:27 AM
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