|
カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 昨日 須藤家におばあさまが来た。 おばあさまは陽子に対して「(母に)あまり似てないのね」と言う。 陽子はお茶をいれに行くが、おばあさまの靴がまるで映画に出てくるような代物なので気になる。それに比べてうちの靴はちょっとみすぼらしく、陽子は家の靴を下駄箱にしまう。が、そんな自分がいやしく、また悔しいので再び下駄箱から出し靴を磨く。 そこへ茂樹が帰宅。事情を知らない茂樹は「あそこに凄い車が停まっている」と興奮気味。ハドソン社のカスタムエイトだと言い(さすが男の子だね)「乗ってみたいな」と大声で言う。陽子は必死に静かにするように小声で言うのだが・・・(笑) 陽子はおかあさんのおかあさんが来ていると茂樹に伝えると茂樹は驚く。 陽子と茂樹はテーブルをはさんでおばあさまの正面に座る。おばあさまは「(茂樹も)似てないわね」と言い、続けて「紘子(陽子の母)の子がね、なんだか田舎者なのね。嫌になってしまうわ」と嫌味を言う。陽子と茂樹はムスッとしている。 父は謝ると春樹は松本の高校で寮生活している事を伝える。 おばあさまは自分の主人(夫、つまり陽子の母方の祖父)が須藤家を訪れる事を許さない事、主人が外遊中なので来れた事、(紘子の)葬儀の時も(主人に)出席を許してもらえなかった事を話す。 そして「哀れなものですよ、一人娘に逃げ出された親なんて。来るんじゃなかったのかしらね。」と言う。 おばあさまは茂樹と陽子をそれぞれジッと見る。そして陽子に「女学校?」と尋ねると陽子は「はい」と答える。これに対しておばあさま、何か思いがあるような表情を見せる。 おばあさまは帰ろうとするが、父は墓を案内すると言う。しかしおばあさまは断り玄関へ。 陽子は不満顔だ。 おばあさまが靴をはいていると陽子はやはりその靴が気になる。 父が「東京にお帰りですか?」と尋ねると「旅館に一泊して明日帰る」と答える。 おばあさまは茂樹に「乗りますか?車に」と聞くと茂樹は断る。 現代の陽子の解説では、おばあさまは素直になれなかったらしい。そしてこの時の陽子はお父さんにあんな言い方する人はなんだか嫌だなと思ったようだ。 その日の夜の夕食時、お父さんは「聞きたい事があったら聞けばいい」と陽子と茂樹に言う。茂樹は「お母さんは幸せだったんですよね?」と聞く。お父さんは紘子が安曇野に来て良かったと思っていた事を教えて、それがお父さんの誇りだと答える。 お父さんは続けて、お母さんの娘時代の事を知りたいならおばあさまを訪ねるといいと言う。茂樹は「僕はいいです」と答えると陽子も同じような答えを。 しかし陽子は内心母の若いの頃の事を知りたい気持ちでいっぱいだったのだが、そうは言えなかった。 翌日、女学校が終わり陽子は育子、真知子と3人でいつもの道を帰る。昨日のおばあさまの話をしていると後ろからおばあさまの車が。3人はそれに気づいて立ち止まると車からおばあさまが降りてくる。おばあさまは「なぜ訪ねてこないのかしら?」と陽子に問いかける。 おばあさま、自分の孫に随分失礼な事ばかり言ってたような(笑) 今日 おばあさまは陽子に、お父さんが訪ねるなと言ったのか聞くと、陽子は父はむしろ行ってこいと言っていたと答える。おばあさまはうなずくと「変わらないのね、あの人は」と答える。 ちょうど近くにいつもの飴屋さんがあり、4人はお店に入る。おばあさまはこういう店の経験があまりないのかちょっと不安げ。 おかみが飴を出すとおばあさまは不安な顔をしながらも口に。「こんなもの口に入れてたら喋れないじゃないですか」と文句を言いながらもまんざらでもない様子。 車では運転手(中原丈雄)が飴をほおばる。 陽子が飴を食べ終わりため息をつくとおばあさまも食べ終わって同じようなため息。 育子はたまらず吹き出す。 無言の時間がしばらく続くが、たまらなくなったのかきっかけが欲しかったのか、おばあさまは陽子に「あなたから切り出すべき」と言う。陽子はこれに反発してちょっとした言い合いになる(育子、真知子、おかみ、はテニスのラリーを見るがごとく首を右に左に動かしてそれぞれの発言を聞いている) おばあさまの「かわいくないわね」に陽子が「お母さんにも似てないし」と答える。するとおばあさまは「(お母さんに)そっくりです」という意外な答え。陽子の母紘子は陽子と同じように強情っ張りだったそうで、紘子の強情っ張りは紘子の母であるおばあさまに似たのだと言う。 おばあさまは急に笑顔になり、育子、真知子にも声をかける。 そしておばあさまは紘子の女学校時代の話を始める。紘子は小さい頃から体が弱く、生まれた頃に医者からは「この子は無理かもしれない」と言われたそうだ。なので女学校に通えるほど成長した時にはおばあさまは嬉しかったようだ。おばあさまの主人も相当に嬉しかったようで、入学のお祝いのパーティーは何と帝国ホテル!! これを聞いた陽子は目を丸くする。 同じく驚いたおかみはおばあさまにご主人の身分を訪ねると子爵の位であるそうだ。おかみはおばあさまを拝むと陽子は苦笑い。 おばあさまは話を続ける。紘子は音楽と本が好きで学校の先生になるのが夢だったそうだ。 しかし紘子の父は「女に職業は必要ない」と反対したそうだ。 学校帰りの茂樹がたまたま通りかかり、おばあさまの車が停まっている事に気づく。 運転手が降りてくるとどちらも一礼。運転手は茂樹に車の中を見たいか尋ねると茂樹は断る。 運転手はおばあさまが陽子お嬢様!!と友達とで店の中にいると茂樹に伝える。 茂樹は驚いて店の裏手(たぶんね)にまわり、こっそり話を聞く。 (おばあさまの話の続き)そんな時に紘子と飛行機の開発技術者だった良一(陽子の父)が出会う。しかしおばあさまの主人はこれを許さなかった。そして紘子は一切迷わずに家を出たそうだ。 紘子が出て行く日、おばあさまにはそれがわかっていたそうで、そういう紘子が好きだったそうだ。紘子もおばあさまのそういう気持ちはわかっていたが、お互い何も言わずに紘子の大好きなカレーライスを食べたそうである。 おばあさまは体の弱かった紘子は子供産めないと思っていたが、3人も丈夫な子供を産んだ事が嬉しいようだ。それから後の事は親子の縁を切ったのでわからないそうだ。 おばあさまはさらに話を続ける。何年か前、陽子がまだ小さかった頃。 おばあさまとご主人の家は一人娘の家だったので、後継ぎの男の子がどうしても欲しかった。 そこで茂樹を養子にもらおうとしたそうだ。これには陽子も、外で聞いていた茂樹も驚く。 しかし紘子も良一もこれを断った。おばあさまの主人の力をもってすれば無理にでも茂樹を養子にできたのだが、おばあさまは初めて主人に盾突いて止めたそうだ。 止めた理由は春樹だという。 その当時の光景。春樹は車で帰ろうとするおばあさまの前に立ちはだかる。そして春樹は車に乗っておばあさまと直談判。茂樹は絶対に養子にやらない、兄弟3人一緒にいたほうが幸せだとおばあさまに伝え、長男として家族を守り抜くと言う。 そんな春樹におばあさまは「どうしても連れて行くと言ったら?」と聞くと春樹はおじいさまを殺して自分も死ぬと答える。おばあさまは納得して春樹に飴をあげる。 これを聞いた陽子たちは皆涙する。外でこっそり聞いていた茂樹も泣きながら「須藤春樹の馬鹿野郎」とつぶやいて立ち去る。 陽子の家は実は由緒ある家系でしたねえ。もしも真知子のお母さんがこれを知ったら態度を急変させそうな気もするのですが・・・(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|