シアタークリエ「プライド」
一条ゆかり原作で映画化もされた「プライド」舞台版を観て来ました。原作は立ち読みでちょぼちょぼアウトラインを知っている程度。シアタークリエは結構最近出来た劇場で、初めて行くので楽しみにしていましたが…ロビーは狭苦しいしエスカレーターもねぇ。やっぱり夢を見せる劇場はもっとゴージャスな作りにして欲しいわー。その点、昔からある劇場の方が雰囲気が好きです。話がそれましたが…パルシステムの貸切公演ということで通常よりお値段が安く、しかもかなり前の方のよいお席だったのはよかった。なんといっても見どころは笹本玲奈チャン(←なぜかちゃん付けしたくなる)と新妻聖子(エイジにあらず。ってマンガ好きしかわからんネタを…)という、ミュージカル界2大ディーバ(って書くとちょっと気恥ずかしい気もするが)の共演というところ。どうしても観客はお芝居の中の歌姫同士のライバル関係を、現実の2人に重ねて見てしまいますよね。そんな相乗効果もあって、緊張感漂う歌の対決シーンは迫力満点でした。私は笹本玲奈チャンはベガーズ・オペラで観たことがあるものの、新妻聖子さんはマドモアゼルモーツァルトで有名な人だよね?位の認識しかなく、どっちかと言えばやはりなじみのある玲奈チャンがご贔屓だったんですが(なにしろ色が白くてスタイルがよくてお人形さんみたい!歌も上手いし)初めて聞いた新妻さんの声質とか、感情の込め方が好きかも…新妻さん演じる緑川萌が前半の性格サイアクな黒萌(笑)から後半の聖母のごとき白萌になる演じ分けがよかったです。ストーリーに関しては、さすが一条ゆかりという感じで怒涛の展開&オンナの陰険なイジワルっぷりが面白かったです。これは2時間半くらいの舞台にまとめるのもったいないよ!舞台では省略されてしまっていたスリに遭って一文無しになるところとかの急転直下のエピソードを全部盛り込んで昼の連ドラ化希望だな。登場人物が全部で4人しかいないので、セリフでサラリと流される部分も多く、ちょっとあっさりと終わった感がなきにしもあらず。男性陣。レコード会社副社長の神野役・鈴木一真は前半スカしてたのに、一転して後半ショボーン(´・ω・`)となっちゃうのがオカシイ。(ギャップ萌え…)←自重蘭丸(ってネーミングも今時どうかと思うが一条センセイ!)役の佐々木喜英はピアノを弾くシーンがたくさん出てくるのだけど自分で弾いてるのかしら…そして蘭丸ちゃんいい人過ぎ。ラストシーンは原作とちょっと変えてあって、ワタシ的には「これ、ギャグやろ…」と言いたくなるような口ポカーン(゚д゚)な展開だったのですが、お客さんの中にはすすり泣いている方も…。人の感じ方って千差万別だよね!しかし終演後の退場時に「あれってギャグだよね?」という話し声も聞こえてきたので我が意を得たり!と一人うんうん頷いてしまったことよ。※余談※私の後ろの席の2人連れが休憩時にヲタクトーク展開。ジャンフェスの話やクリーミィマミの話を興味深く聞かせていただきました。マンガが原作のせいかテニプリ役者(佐々木喜英)が出てたせいか?客層はヲタクが多かったのかも。かくいう私もさ!www 【中古】少女コミック プライド 全12巻セット / 一条ゆかり【マラソンP10】【画】価格:2,620円(税込、送料別)■10%OFF■邦画 2DVD【プライド デラックス版】09/8/5発売価格:4,441円(税込、送料別)映画版は未見。歌のシーンがどうだったのかなあ