2004年8月14日 東山植物園(7)
ハーブ園では、色々なハーブが小さな花を咲かせていた
が、風が出てきて、草が揺れるので甚だ撮影し難い。適
当な所で、ハーブ園を離れる。
植物園正面入口からハーブ園に至る道が、いわば、こ
の園のメイン道路にあたり、中央部にハス池、噴水塔を
始め水の施設がある。
今回は、ハーブ園から正面入口に向かって歩くことにな
る。 先ず、芝生の上にいる、「7人の小人と白雪姫」が
目に入る。 子供達が喜ぶことだろう。 中央部に、「人
工5段滝」が流れ落ちており、涼感を呼ぶ。 しかし、炎
天下とあって、実際には木陰に入るか、屋根付き休憩所
に入らないと、暑さを避けることは出来ない。
人工滝の水は、一旦地中に入り、30m位先で、小噴水
として噴出している。 小噴水のすぐ下側に、「サルビア
畑」があり、赤、白、紫と群れ咲いている。 まことに見事
な景観である。
更に下ると、「陶器製噴水塔」があるが、その手前で、大
きな鉢に植えられている、「シュッコンバーベナ」がピンク
の可愛い花を咲かせている。
シュッコンバーベナ
クマツヅラ科、原産地は南アメリカで、多年草。 淡紅
色の穂状の花が集まって咲く、草丈25~40cmの宿
根草。
「宿根バーベナ」の名で出回っているのは、挿し木で殖
やすバーベナ属の品種群全体の総称として使われて
いる。 シュッコンバーベナとの違いは、葉っぱの形で
容易に判別出来る。
どんどん下って行くと、正門に着く。 ここから、再び元に
戻る形となる。 正門のそばに、掲示板状のものがあり、
「ベゴニア・センパフローレンス」が一面に咲いている。
一隅に、東山植物園の表示が見える。
ベゴニア・センパフローレンス
シュウカイドウ科、園芸種で、非耐寒性多年草。四季咲
きベゴニアと呼ばれるセンパフローレンスは、一年中沢
山の花を咲かせ続ける。 しかも、丈夫で作りやすく、花
壇にも鉢植えにも向く美しいベゴニアである。
花色は赤、桃、白に覆輪があり、一重咲きと八重咲きが
ある。 葉も緑色葉と銅色葉がある。
すぐ近くにスイレン池があり、「パラグアイオニバス」が目に
入る。
パラグアイオニバス
スイレン科、原産地はパラグアイで、多年草。オオオニバ
ス属には、オオオニバスとパラグアイオニバスの2種類が
ある。
パラグアイオニバスは、パラグアイ・北部アルゼンチン・ボ
リビアに自生している。 花径23~28cm、葉径1.2~
1.7mで、オオオニバスよりやや小型で、寒さ(9~12度)
に耐える。 葉の縁の立ち上がりが、オオオニバス(アマゾ
ン系)より顕著で、葉のへりは緑色である。(オオオニバス
は立ち上がりが5~10cmに対し、パラグアイオニバスは
15~20cmある。)
夏休み中の恒例行事だが、「パラグアイオニバスに乗ろう」
が、8/21(土)に行われる。 体重30kg以下の子供が対
象で、午前9時先着200名に整理券を配布し、10時過ぎに
抽選で30名が選ばれることになっている。
-つづく-
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