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ほどほど日記

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July 16, 2005
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カテゴリ:国内旅行

2004年5月、釧路湿原、知床、大沼公園を旅しました。
旅行記「ほどほど紀行」にアップした日誌です。よろしくお願いします。

釧路湿原

4月29日、17時15分。
釧路発普通列車にて塘路(とうろ)へ。列車はワンマンで、バスにあるような整理券をとって下車時に支払う方式。車両の左手からは夕暮れの湿原が見える。蛇行する釧路川と湿原の木々や草たちはみな枯れている。来る時期を間違えたのだろうかと思う。途中、川で釣りをしている人たちを見かける。

列車は、17時50分ごろに塘路に到着。駅前は閑散。駅を背にして数10メートル進み、最初の交差点で右に折れて数10メートル進むと、突き当たりの右手に釧路湿原とうろユースホステルがあった。

ヘルパーの男性が教えてくれた「二股」へ。駅へ戻り、線路沿いに歩いて途中踏切を渡り、ダートを進むと到着。

二股

先ほど列車から眺めた釣り人のいた場所だ。ほとんど日が暮れてしまったので、景色は楽しめないが、川の流れをしばし見つめる。

早朝ツアーとサイクリング
翌朝6時からの早朝ツアー(徒歩)に参加。YHにて双眼鏡を借りることができる。ガイドはプロの水口さんだ。彼女の説明でシラカンバとダケカンバの違いを知る。
国道391号線に出て、塘路橋(アレキナイ川)を渡り、右手に塘路湖、左手に釧網線とエオルト沼・ポン沼を眺めつつ進む。

サルボ展望台への急斜面を登る。展望台といっても、丸太で組んでいるだけで屋根などがあるわけではない。西の方にダケカンバの群生している山があり、丘伝いでそちらへ向かう。途中、アイヌのチャシ(柵、砦)跡や縄文遺跡などの看板があるが、よくわからない。サルルン展望台を抜け、三角点に。付近からはコッタロ湿原、そして遠くに冠雪した富士山のような雄阿寒岳が見える。眼下のサルルン沼には、白サギの小さな群れがいた。青サギも一羽混じっている。
早朝ツアーは、初参加が1000円、2回目以降は700円と、YH料金のために格安。

早朝ツアーから戻り朝食を取った後、駅へ向かう。駅舎内喫茶店でレンタサイクルを利用する(1時間600円、YH利用者は500円)。車種はマウンテンバイク。双眼鏡やバッグも借りられる。
再び国道391号線に入り、塘路橋を渡った後、急カーブ手前の分岐点で左に折れて踏切を渡る。道路はクチョロ塘路原野線となる。サルルン沼を右に見て進むとすぐに、ダート(砂利道)になる。
二本松橋にさしかかってすぐに、バサバサと大きな鳥が現れる。あわててカメラを向ける。
その後、ダートの道を延々と進む。4キロメートルほどだが、ダートだとなかなかきつい。道路沿いの風景は、左手が、木々が散在する枯れた草地(実際には湿地だが草が倒れているためそうは見えない)、右手が枯れた草地を縫う釧路川だ。
川を取り囲む枯れた草々の下には水が流れており、湿地と川とが常に混じりあっている。
いつの間にか、ゲートが見えてきた。そして道路がアスファルトに変わった。左手にコッタロ湿原第一展望台が現れた。後回しにして第2展望台を過ぎ、さらに第3展望台を探すが、どうしても見つからない。そのうち、湿原の領域を抜け出てしまったようなので、第2展望台に戻る。展望台といっても、ただの駐車スペースと木製の看板があるだけだ。白鳥が一羽、湿原の川だか沼だかわからないところに浮かんでいる。時々首を水面に突っ込み獲物を捕まえようとしている。第一展望台は階段を何段か登る。見晴らしはよい。

二本松の丘に登り、昼食のおにぎりを食す(YHで作ってもらった)。二本の松が目印とのことだが、そんなものはなかったと思う。車が数台停まっているのが目印。丘からの眺めもよい。

大観望
11時30分ごろに塘路駅に戻ってくると、ノロッコ号が停まっていた。タイミングよく12時6分発とのことなので乗ってみる。湿原側の車窓は湿原を望めるよう大きく開かれている
釧路湿原駅に到着。駅前すぐの坂を上り、右に折れるとすぐに展望台への入り口がある。
細岡展望台。通称大観望。圧倒される。まるで、テレビで見たアフリカのサバンナだ。「雄大な」という男性的な形容詞よりも、女性的、いや母性的な表現がよく似合う。「母なる大地」(湿原だが)とか。
大平原が視界いっぱいに広がり、カメラのファインダーにはとても収まらない。鳥が平原を滑走する。遠くにキラコタン岬宮島岬が見える。そう、数千年前の釧路湿原は、海だったのだ。また左手遠くに岩保木水門が見える。数10分間、圧倒されつつ佇む。

大観望

「憩いの家かや沼」
14時11分の普通列車で茅沼(かやぬま)へ。この駅から1キロメートル以上歩いたところに「憩いの家かや沼」があり、温泉に入ることができる。憩いの家は、シラルトロ湖に面しており、湖畔のキャンプ場がすぐそばにあるが、ゴールデンウイークのこの時期はまだ寒く閑散としている。
温泉は、観光客向けというよりは町民向けのようだ(400円)。100%天然とのこと。板張りの露天風呂からシラルトロ湖が見える。フロントに頼むと、汽車の時間に合わせて駅まで車で送ってくれる。
茅沼駅は、有人駅時代に駅長がタンチョウを餌付けしていて、無人駅になった今でも、地元民による餌付けが続いているとのこと。冬にはタンチョウが飛来するそうだ。17時47分発の列車に乗り、塘路へ帰る。

塘路湖
翌朝、朝食後に2キロの道のりで塘路湖へ。エコミュージアムセンターの脇を抜け、湖畔に出てみる。湖面が、朝日を浴びて輝いている。湖の向こう側の山々は、よく見ると緑になりつつある。シラルトロ湖、達古武湖、そして塘路湖の3つが、かつての海の名残である。
標茶町郷土館は、明治当初に北海道に島流しにされた罪人たちを収容した「集治監」を移築したものだ。そして、その隣に塘路駅逓所の遺構がある。夏は展示館としてオープンしているとのこと。奥まったところにある目立たない建物なので、見逃すところだった。まだ鉄道が開通していない時期、馬で旅行する者たちの中継点として活躍した。

9時36分発の「快速しれとこ」に乗り、知床斜里を目指す。塘路から茅沼までは右側の車窓に沼と鳥たち、摩周に近づくと左側の車窓に阿寒の山々の風景を楽しむことができる。






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Last updated  July 17, 2005 05:02:34 AM
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