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テーマ:政治について(19815)
カテゴリ:日々是「決算」
先日、参院選が行われました。 結果は、ご存知の通り、民主党の敗北でした。 もっとも、選挙区は自民に破れはしたものの、比例代表の方は全与野党の中で最多でした。 今回の敗因は、菅首相が唐突に、「消費増税」を言い出したから、と言われています。 確かに消費税の増額は、日々の買物をしている人たち、特に主婦層から厳しい目で見られるはずです。 また例えば、年金生活の高齢者の方にも、大きな痛手でしょう。 こういった人たちから、菅政権は、突然の消費増税に対し、”NO”を突きつけられたのでしょう。 一方で、消費増税に賛成する人たちもまた、菅政権に”NO”と言ったのだと思います。 理由は、あまりにも、やり方が幼稚、拙速、かつ卑屈だからです。 鳩山さんから菅さんに首相が変わった途端に支持率がV字回復したので、消費増税を打ち出した、しかし支持率が急落したのでトーンダウンした・・・ まったく心構えがなっていない、覚悟ができていない。 そういうわけで、菅政権は、日本の将来のためには「消費増税やむなし」と考えている、(比較的政治意識が高い)有権者層に失望されてしまったのだろうと思います。 したがって、菅政権は、「消費増税」の一連の失態により、増税反対と増税賛成の二つの層からの支持を失ってしまったのでしょう。 日本の「国の借金」はすでにGDP(500兆円)をはるかに上回っています。 それでも・・・ 「日本の国債は、海外ではなく、ほとんど国内で買われているのだから、90年代後半のアジア金融危機みたいなことは起こらない!」 と言われてきましたが、2023年ごろには、国債発行額は個人金融資産の総額に追いつき、国内で日本国債を買う余力がなくなるそうです。 このような状況にあって、しかも、高齢社会の進展により社会保障費の自然増が1兆3千億円にもなると言われている中では・・・ 「消費増税も、やむなし」 と思ってしまいます。 加えて、「日本の法人税はまだまだ高い!」そうですので、それを引き下げ、日本経済に活力を与えるためにも、消費増税は仕方ないのかも。 私も、やり方は色々あれど、消費増税はせざるを得ないと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 22, 2010 12:39:33 AM
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