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カテゴリ:仕事
4連休も明けて、またまた行くのが億劫になったが仕事場へ。
部屋に入ったとたん、所長から「Yさんから何回も電話があって、出勤したらすぐ、連絡してください、って」 何だろう。とにかく電話をする。 「実は、昨日お宅のショートステイから帰って来て、腕を見たらあざだらけなんですけど」 「えっ、本当ですか」 「しかも両腕。本人に聞いたら『つねられた』って言ってるんですけど。そのほかに右目のふちにもあざが、殴られたのかしら?見に来て欲しいんですけど」 「分かりました。昨日のことなので、まだカルテが下りて来ていないのでわからないので、情報を収集してから、もう1度ご連絡します」 87歳、女性。もともと、わがままで人を寄せ付けない人で、嫁がてこずっている利用者だ。他のショートでもいつも対応に苦慮している。 病棟に確認に行く。 3泊4日で2日目までは何とか過ごしていた、と言っても「こんなまずいもの、人間が食えるか」と、食事に文句をつけて、具入りのおかゆの時だけ全食して、後はほとんど食べなかったりとかはあった。 食べたくないと味噌汁の中に入れ歯を入れてしまう。 最後の日におむつ交換をしようとしたら、便をしていたので、替えようとしたら、暴れたので2人で対応したそうだ。 ひっかかれたり、ぶたれたりしたので、一人が手を押さえて交換した。 便でなければ、さっと替えられるがそうは行かない。 手で便を触ったりするので、大変なことになる。 多分その時に強くつかんだので、血管が細くなっていたり、皮下脂肪も無くなっているのであざになってしまったのではないか、とのこと。 もう、預かりたくないような雰囲気だった。 長男夫婦に用事があるときはショートを利用しないと困るし。 事情はわかりました、と戻って、Yさんのお宅を訪問した。 見せてもらうと、確かに赤くはなっているが、そんなにひどくはない。 「昨日は、もっと真っ赤だったんですよ」と。 目の周りのあざもうっすら紫色になっている程度。 「昨日はもっと、紫色だったんですよ」 そのようになった状況を話し、納得していただく。 もし、納得がいかなければ、いつでも電話してきてください、との伝言も伝える。 「ひどい目にあった。とんでもない人たちでね。怖くなっちゃった」 自分が大暴れしたことなんか、ぜんぜん忘れている。 本当のところは分からないが、わたしもどうしようもない。 これって、ケアマネの仕事なのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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