夕べのこと。
2回目の松坂牛を食した後、デザートに二女夫婦がお土産にもって来てくれたイチゴをテーブルに出しておいた。
後片付けをして落ちついたら食べようと思い、ミルクもスプーンも用意しなかった。
突然「ギャー」とも「うぉー」とも言えない異様な声がしたのでびっくりして振り返ったら、口から何かをげーげー吐き出しながら、大急ぎでシンクに走っていって口の中を洗っている。
何事かと思ったら「何だ!これはイチゴのミルクじゃないのか!」
「はい!!ミルクなんか出していませんけど...」
「じゃぁ、なんなんだこれは!」
見てみたら、洗顔料だった。友人が送ってきてくれて「良いから使ってみて」とちょうどその日に着いたばかりの洗顔料。まだ1度も使っていない。蓋の周りがクリームで汚れている。すでに中古品と化している。
「これは、洗顔料です。見ればわかるでしょう。洗顔って書いてあります」
そういいいながらもしばらく「気持ち悪い」と言って口の中をすすいでいた。少し食べてしまったらしい、洗顔料を...
挙句の果てに「こんな物置いておくのが悪い!」といつものごとく逆切れ。子供じゃないんだから、わかるでしょう。わからなかったら使っていいのか聞けばいいのに。困ったもんだ。
その後が、また面白い。洗顔料にまみれたイチゴを洗って食べていた。よく食べられるよね。腐っている物でも平気で食べてしまう人だから構わないけど今回だけは吐き出していた。
私は、美味しくいただきました。何もつけなくてもすごく甘くて美味しかったんですけど。