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カテゴリ:その他
少し前から、20代の女性が入院している。
職場で突然倒れ、心肺停止になり処置が遅れ、酸素が脳に行かなくなり、ダメージを受け植物状態になっているとのこと。 転院して来たようで次の転帰先が決まるまで、リハビリを受けながら介護を受けている。 今、駅や病院、職場や学校に設置されているAED(除細動)があれば助かったかもしれないケースだ。 出勤の度に病室の前を通り様子を垣間見ることがあるが、びくともしないで眠り続けている。 器官切開は免れているのがせめてもの救い。 いつか目覚めてくれればいいな、と思っている。 心肺蘇生とは 病気や怪我により、突然心臓が停止、もしくはこれに近い状態になったとき、 心臓マッサージのための胸骨圧迫、および人工呼吸を行うこと(CPR)。 心配蘇生法には 1次救命処置(BLS)と2次救命処置(ACLS)がある。 ICLSは 心配停止の蘇生に焦点を絞っている。 ICLSの普及がなぜ必要かというと心肺停止している時間が長ければ長いほど、脳に酸素がいかないため、ダメージが大きくなるから。 入院している女性ももしAEDが設置されていたら、脳が死ななくても済んだかもしれない。 突然の心臓の停止は心臓が細かくふるえる心室細動によって生じることが多い。 心臓のふるえを戻すのに電気ショックを与える除細動が必要になる。 その除細動をAEDで行う。 8分以内に行えば生存率50% その後、救急隊がくるまでCPRを行う。 いずれにしても一人では無理、救急の連鎖が必要。 人の命が救われるために活用されることを祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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